今夕は、苫小牧商工会議所主催の新年交礼会に参加してきました。年明けはじめての公式的行事だけに議員のみなさんと新年の挨拶をする機会が出来ました。明日は、“出初式”(市民会館:午前9時半から)がありますので暖かい格好で参加してきます。
市内では、インフルエンザが大流行とのことです。(私は)昨年の11月に予防接種はしましたが、念のためマスクの着用は絶対必要ですネ!
さて、消費者物価指数が3年(2009年から)連続で前年比マイナスですが、家計消費支出(名目)は4年(2008年から)連続で前年比マイナスという結果が総務省の調査で明らかになりました。安倍政権は口を開くと“デフレ脱却”を強調し、大胆な金融緩和策として日銀に圧力をかけて、「2%の物価上昇率目標」を設定しようとしています。
訪問先で会話していても、「年金は下がりっぱなし。子どもたちから聞く声は給与が下がって生活が大変だ・・・」と言う声が多く聞きます。年始の挨拶まわりのなかでも、「“正月だからと使っていられない”から家でおとなしくしていたよ!」と聞こえてきます。「それにしても、あるところには“お金”があんだネ!」と築地の初競りでのマグロの値段(1億5.540万円)にはビックリしていました。
何となく景気の良い話が一人歩きしているような報道には疑問を感じます。株が上がった!円安になった!とは言え、これから闘われる春闘で大幅な賃上げがされるという話はさっぱり聞こえません。
日本の大企業が抱える内部留保金は「267兆円」もあると言われていますが、仮に“1万円の賃上げ”を行ったとしても1%にも満たない持ち出しで済みます!企業の内部留保金を産み出しているのは社長さんではなく、そこで働いている労働者なんですから、「デフレ脱却」を言うのであれば、まず消費者の消費購買力を強くすることが一番の解決策です。
春先に就職困難な若者がたくさんいます。良く、雇用問題を議会で質問すると「その重要性は十分認識しています。が、雇用関係はあくまでも“民”の問題ですから・・・」と模範答弁?が返ってきます。もっと、政治主導で雇用問題を具体化すべき、と私は考えます。