こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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可笑しい?予算計上!

2012年03月06日 20時39分29秒 | インポート

Img_5118  今日から新年度予算の委員会(私は企業会計です)がはじまりました。休憩中のこと、「渡辺議員!最近ちょっと太った?・・・」と聞かれ、負け惜しみではありませんが、「体重は維持しているけど・・・」と意味不明な返事をしてしまいました。

 最近は、雪も影響していますが“早朝ウォーク”を中断しているので、お腹周りに脂肪が付いたようです。(但し、体脂肪率は21.0%を維持)

メタボ対策のために、もう少し道路事情が良くなったらウォークを開始します。

代表質問の項目内容をすべて書き込まないうちに、予算委員会がはじまりましたので、Img_5057 今日は国民健康保険事業会計(略して国保)の予算審議の一コマを書き込みます。

4年前から“メタボ予防対策”として国保でも“特定健康診査”を取り組んでいます。H20年度の受診率目標は25%(対象者約26.000人)で市は34.21%(約9.000人が受診)と目標値を達成しました。が、その後は25%台が続いています。

問題は、国の目標値が5ヶ年で65%と設定されていることです。今年度が最終年度だけに、市は“特定健康診査”を無料にして何とか受診率向上に向けた対策を打ち出しました。(このことは良いことですネ)

さて、今日の委員会で私は、資料として提出された“国保会計短期財政見通し”(H2325)を見て不思議に思い、以下の点で質問しました。

「今年は40%台の目標達成をめざすと答弁しているのに、何故来年度の“特定健康診査”の予算が同額なのか?」と窓口質問をしたところ、「新年度予算の“特定健康診査”の受診率は65%として予算化しているから・・・」と想定外の回答に驚きました。「受診率の実績が25%台だから(新年度は)40%をめざす、と説明しながら、予算では65%を計上するのは地方財政法(第3条)問題があるのでは!」と指摘したところ、菊地副市長から「議員ご指摘の通り予算計上には問題があり、補正予算で対応したい」とあっさり訂正しました。

国は“社会保障と税の一体改革”の名のもとで、保険制度の改革(改悪?)を進めています。市町村単位の保険者を都道府県単位で一本化する計画があります。それだけに、担当部局も今後の予算の見通しには頭を痛めていることは心情的に理解出来ますが、いざ予算審査となれば過去の実績を分析して予算化しなければ架空の予算となります。こうしたことも議会としてのチェック機能を果たす役割があります。

厳しい国保会計も累積赤字を解消し、単年度黒字予算で国保基金を持つようになりました。しかし、医療費の自然増には歯止めがかかりません。

医療費抑制策は何よりも早期発見・早期治療です。誰も保険税の値上げを喜ぶ人はいません。そのためにも、健康な身体づくりのために年1回の“特定健康診査”をうけましょう。特定保健指導を強化するために、国保課専属の保健師さんを配置し、さらに増員することを一緒に質問しました。「検討する」との回答に一安心です。


広がる「貧困と格差」の実態! 代表質問パート3

2012年03月04日 17時30分27秒 | インポート

 厚生労働省が公表(H23.11.12)した日本の“貧困率”はH21年で16.0%と前回公表時(H18年)と比較して0.3%増加しています。その要因として、非正規雇用労働者や年金暮らしの高齢者の増加によるものと分析していますが、市民の生活実態のなかにも、「貧困と格差」が広がっています。市内での生活保護率(‰)を見るとH22年度は29.5‰でしたが、今年度(H24年度)は2.5‰伸びて33.0‰と600人が増えています。それだけ、雇用が深刻な状況は数字が示しています。

 連日、書き込みしている私の代表質問でも、「貧困と格差」の対応・対策について取り上げました。

 今日は、その項目に対する岩倉市政の対応について書き込みします。

 ある年金生活者から、「身近な問題では、年金は下がる。介護保険料は上がるなど明るい話しは聞こえてこない。こんなに苦しんでいる時に“消費税増税ありき”が叫ばれ、ますます個人消費が落ち込こめば、この先の生活が不安。その上、“ごみ有料化”まで実施するとは何を考えているのか」と怒りの声と、若者からの、「目標を持って勉強し、就職したくても社会は僕たちを必要としていないのか・・・将来不安だけしかない」など生の声を議会で質問し、「市民の暮らしを守る立場の積極的な政策課題を打ち出す必要がある」と市長の認識論をただしました。

さらに、ハローワークに行くと60歳以上の方々はなかなか働く間口が狭い。高齢化社会のなか、60歳を過ぎても年金は満額貰えないなかで、「身体が動く間働きたい」との声を訴えながら、「もっと高齢者の就労支援策にも知恵を出してほしい。例えば、道路の排水溝の清掃など“ゲリラ豪雨”対策にも役立つ仕事を計画的に発注するなどの工夫も必要」と具体的な提案も行いながら高齢者の就労支援策を強化するように具体的な提案を行いました。

市長は、「雇用情勢は穏やかな持ち直し(道財務局の見解)と言うが、苫小牧管内では有効求人倍率は改善傾向にあるが、全国平均と比べ依然と低く、実感として厳しい状況は、議員と共通の認識である。新卒高校生の就職率は昨年より低い状況だけに、雇用創出に向け各種施策に取り組む」と答えました。

また、「非正規労働者やワーキングプアの増加により“貧困と格差”が深刻な社会問題となっていることに対しても議員と同様の認識であり、この問題に対し、経済活力が重要な軸であると捉え、企業誘致と雇用拡大に務める」と答えました。問題は、“雇用対策”の拡大を含めた新年度予算の補正にどれだけ具現化されるのか、しっかりチェックし、提言をしていきます。


代表質問 パート2

2012年03月03日 20時51分01秒 | インポート

 今日届いたメールのなかに、「・・・午後1時からイヤホーンをつけっぱなしにCPと睨めっこのデスクワーク、歯切れ良く、一段と高まる質問に爽快感を頂きました・・・」と代表質問(2時間も)を聞いた方からお褒めのメツセージが寄せられました

私の持ち時間60分のうち3回まで質問が出来ますが、1回目は29分間を使いました。聞いている方には、行政用語が多くすべてを理解することは難しい、と思いますが、メールを送信してくれた方は私の質問の核心をスバリ当ててくれました。本人も関心があった問題だったと推察しますが、“災害廃棄物の受け入れ”問題です。

今日は、代表質問のなかで”災害廃棄物の受け入れ”問題と防災対策について書き込みます。

私は12月定例議会でも放射性物質の拡散には反対の立場を鮮明にしながらも、「市民の安全性を確保した判断基準を明確にし、説明責任を果たして、被災地復興のために人道的立場から“災害廃棄物(がれき)”を受け入れるべき」と質問しました。今回の代表質問では、すべての会派の代表からも質問がありました。

重複をさけて私は、①受け入れ判断の時期はいつ頃を目途に検討しているのか、②受け入れる“瓦れき”の種類について、③市民説明会は受け入れ判断の前なのか後なのか。(市民説明会)の対象人数はどの規模なのか-3点を質問しました。

何故、3点にしぼったのか?確かに放射性物質への不安の声はあります。が、被災地では“瓦れき”のなかで生活していること。すべての“がれき”が放射性物質と決めつけていないのか、と言う問題があることを前提に、①は被災地では自前で処分出来ない“瓦れき”の広域処理を希望しているが、一向に進んでいないこと。受け入れ判断が遅れるほど復興が困難となる。②市として受け入れ可能なのは“可燃物”しか考えられないこと。その際の判断基準値は100ベクレル以下が前提。③053大作戦(ごみ有料化に対する市民説明会)では、今後10.000人の市民に説明するとの方針を持っていることを基本に、“瓦れき”受け入れをする判断を出す場合は判断する前に市民の意見や疑問に答え、理解と納得を得る手法で多くの市民を対象とするように考えていました。

答弁では、「具体的な説明が出来るクリアレンスレベルを道に求めている。道が主導的立場で判断をするように要請しているが、年度末(3月末)までに“受け入れ”表明している自治体を含めた動きがあると思う。今の段階では時期や説明会などのことには答えられない」と慎重姿勢を示しています。

あと1週間後に大震災から1年目を迎えます。国の復興対策や原発対応策には呆れるばかりです。机上での議論ではなく、現実の復興対策を急ぐこと。そしてきっぱりと原発ゼロの社会を決断することと私は考えます。

防災対策としては、福祉避難所の増設を提案しました。市内3ヶ所を指定しましたが、すべて市内中央部であり、東西を含めて福祉避難所を検討すべきと提案しました。「今後は、津波ハザートマップに示される浸水予測基づき、民間の社会福祉施設と協議して指定する方向で検討する。現時点では、新築した”静和荘”と協議中である」と前向きな答弁がありました。担当部局の努力で少しずつ前進していますが、災害はいつ襲ってくるか判らないだけに、スピード感は誰しもが望む声です。


代表質問終える!

2012年03月02日 20時36分01秒 | インポート

 今日の午後から私が最後(5番目)の代表質問でした。持ち時間60分間を使って岩倉市長の市政方針と山田教育長の教育行政執行方針に対し、8分野30項目について質問しました。

 ネット中継を見ていた息子から「お父さん!随分怒っていたネ!・・・」と言われましたが、「別に怒った訳ではなく、ちょっと声が大きかっただけ?」と言い訳をしながら、予算委員会では静かに質問するようにしたい、と考えています。

 最後の代表質問だけに、私の前の会派代表の質問と重複することは出来るだけ避けなければならないので、昨夜は遅くまで代表質問の原稿準備で大変でした。(寝不足で~す!)議員になって代表質問(年1回)は13回目ですが、何回しても“疲れ”だけは残りますネ。答弁する理事者の方々の苦労も判ります。ご苦労様でした。

 火曜日からは、ロングランの予算委員会(実質審議日は7日間)がはじまりますが、私は企業会計の予算審査特別委員会に所属します。頭を切り換えて、明日から勉強をしなくてはなりません。(担当部局からは“ゆっくり休んでください”という優しい?言葉が届いています!)

 さて、今日の代表質問の内容について、詳細は連載して報告していきます。

 1回目は、教育整備・充実に関わっての質疑の内容について書き込みます。

 過日も書き込みましたが、1月30日に小野寺幸恵議員と一緒に“北光小”を視察して気づいた問題と関連して老朽校舎のひとつである“東小”の実態をリアルにとりあげました。

 “北光小”では、給食を食べる教室前にトイレがあって、そのトイレの悪臭が教室まで蔓延するという不衛生な実態。さらに、校内児童用の玄関通路の整備の早期改善を求めました。また、“東小”では古い校舎が耐震化されているがトイレが充分整備されていない問題点を指摘しました。教育長もその認識は理解した上で、老朽校舎の大規模改修の必要性はあるが多額な予算が必要であり、当面、改善を指摘されたところは新年度予算内で対応したい、と対応に困った答弁を繰り返していました。

私は、「耐震化が最優先であることは理解しているが、それを理由に大規模改修を先送りしてはならない。未来を担う子どもたちの学習環境を改善し、安全な学校生活を保証していくことは行政に課せられた重要な役割」を指摘し、「いま直ちに大規模改修をすべきと提案しているのではなく、いつまでには大規模改修を行うのか計画を明らかにすべき」と迫りました。

今日の質疑で、来年度総合計画(~H29)の見直しと実施計画(H2527)のなかで、耐震化と大規模改修校舎の計画が明らかになると思います。