日々を綴る私のブログ

今日心に響いたことと好きな絵を、
気まぐれに描きながら続ける日記。

柏餅

2006-05-05 | 日々つれづれ
今日は5月5日で、全国的に子供の日です

お店には美味しそうな柏餅が「買って~!」と並んでいました

この柏餅を見て、私が子供の頃、
母が作る美味しかった「シバモチ」を思い出しました

このシバモチと言っていたのが、絵に描きました
左側の柏餅のことです、この葉は植物名「サルトビイバラ」と言いますが、
なぜか? 母は「シバモチ作るから、山でシバの葉をとって来て頂戴!」
といっていました

そしてこのモチを作る時は、端午の節句では無くて、
田植えが終わる頃でした、多分・・泥落としと言ってた頃です

柏餅と言うのに、なぜサルトビイバラの葉なのか? 
と考えてみると、きっと柏の木があまり無かった・・のかな?
そして、このサルトビイバラの葉が、おモチがくっつき難く
丁度いいサイズで、何処にでも有ったから、なのではないでしょうか

本当の柏餅は、絵に描きました、右側の柏の葉を巻いたお餅だと思います

そして、母の作ってくれたシバモチが、なぜ美味しかったのか
と言いますと・・もち米を手回しの石臼で搗いて餅粉を作っていたから
だったと思います、絵に描きました柏餅の下の様な石臼でした

子供の頃、時々この臼をひきく手伝いもしました

臼の上の段に有る穴に、米を少しづつ入れて、立っている棒を回すのです
臼石には、上と下が交わる部分にギザギザの溝が掘って有って
その溝に米が入り、上の段の臼を回すことで、米がつぶれて
粉になり、臼石の上の段と下の段の間から粉が出てきます

この絵を描きながら懐かし風景を思い出しました
あの母の味の・・シバモチ・・食べたいな~

 (ツール絵・・柏餅と石臼)