著者ージョン・グローガンさん、訳ー古草秀子さんの本
「マーリー」 を読みました。
世界一おバカな犬が教えてくれたこと・・・と言う本です。
本の見出しに・・・・
・・・子育ての練習にと新婚カップルのジョンとジェニーがひきとったクリーム色の仔犬。頭がいいと言われるラブラドール・レトリバーを選んだはずが、みる大きくたくましく育ってやんちゃなバカ犬に・・・・落ちているものは何でも飲みんでみる、網戸は破って出入りしなきゃ気がすまない。大好きな人間はいつでも体当たりとよだれで大歓迎 !傍若無人なエネルギーとでかい体で数々の騒動を引き起こすマーリーに、夫婦は振りまわされっぱなし。それでも、待ち望んだ出産、子育て、転職と、人生の転機を支えあって乗り越えていく二人に、マーリーは大切なことをえてくれた・・・
・・・・と載っています。
我が家も嘗て、犬を3匹飼ったことがあります、その犬たちとの思い出を
さつきのブログ・・・カテゴリー「我が家で暮らした犬達 (30) 」・・・で
拙い文ですが綴りました。だから仔犬の可愛さはよ~く知っています。
この本のマーリーちゃんは、誰にでも体当たりで喜びを伝え、部屋を破壊し、
あらゆる物を口に入れ、訓練教室では受け入れてもらえなかったほどの
自由奔放で天使のような純粋な心を持ち、
そして、半端ではないエネルギーを蓄えたワンちゃんでした。
犬は可愛い・・可愛いとは思うのですが、犬を飼ったことのある私としては
読みながら 「ジョンさんご夫婦はなんて忍耐強い方たちなんだろう、
そして、なんて優しい方たちなんだろう 」 と感動しました。
マーリーちゃんがどんな大変なことをしても、
決して見捨てることなく愛し続ける。
そしてマーリーちゃんも、その愛情を心から信じ信頼している。
そうなんですよね・・・一緒に暮らせば犬も家族なんですよね、
そして確かに犬は私達人間に多くのことを教えてくれるのです。
マーリーちゃんが、年老いて衰えてゆき、やがてジョンさん家族に
別れの時が来る・・・涙があふれて泣きながら読みました。
そして、我が家の犬の別れのシーンも思い起こしよけいに涙があふれました。
この本は、ラブラドール・レトリーバー犬のマーリーと、
ジョンご夫妻、そして可愛い3人のお子さんたちの心温まる素敵なお話しでした。