ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

歌舞伎座 三月大歌舞伎 夜の部

2006年03月08日 | 観た


夜の部は4時半開演。
いそいそと歌舞伎座の階段を上り3階席へ。
歌舞伎座は古いので、3階席まで行くのも全て階段。
杖をついたお婆ちゃんが、よっこらよっこら
階段を登っていくのを見ると、気の毒になっちゃう。


「近頃河原の達引~四條河原の場・堀川与次郎内の場」
これも十三世片岡仁左衛門追善狂言。
十三世の御長男、片岡我當丈、次男の片岡秀太郎丈が御出演。
先月博多座にも御出演だった坂田藤十郎丈も出演されていて、すっごく豪華!
内容はちょっと悲惨なんだけど、猿の仕掛けなんかもあって面白かった。

「二人椀久」
菊ちゃんきれーい!
人里離れた浜辺にやってきた椀屋久兵衛。
いつしか夢の中、桜の咲く里で菊ちゃんと踊る富十郎丈の久兵衛。
菊ちゃんのあまりの綺麗さにオペラグラスでガン見したゃった。
もう目が離せない。
久兵衛の見ている夢の中に私も入り込んだかのよう。
大満足だった。

「水天宮利生深川~筆屋幸兵衛」
時は御一新の頃。
元は武士だった幸四郎パパ。
貧しさの為子供を殺して自分も死のうとする。
しかし、あまりの悲しさに発狂し川へ飛び込んでしまう。
辛くも通行人に助けられ、これも信心していた水天宮様のお陰と一同安心した所で幕。
目の悪い幸兵衛の娘を演じていた中村壱太郎君が巧い。
可愛かったなぁ。女形でいくのかしら?

今回も見ごたえたっぷりの演目ばかりで大満足。
最後の筆屋幸兵衛が、特に良かったな。
コメント (4)
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歌舞伎座 三月大歌舞伎 昼の部

2006年03月08日 | 観た


3月5日、約1年ぶりの歌舞伎座である。
去年の勘三郎襲名公演を幕見で観た時以来か・・・。
はやっ
勘三郎さんが襲名して、もう1年!?
ついこの前のようだったが、光陰矢のごとしだなぁ・・・


さて、昼の部

「吉例寿曽我~鶴ケ岡石段の場・大磯曲輪外の場~」
曽我モノはお正月には必ず演じられる、めでたい狂言。
鶴ケ岡石段の場では、進之介丈の近江と愛之助丈の八幡が石段の前で太刀回り。
しだいに石段の上に上っていく二人。
その二人を階段の上に残したまま、場転で石段ががーっと後ろに引っ繰り返って行く
がんどう返しを目の当たりにすると、客席からも大きな拍手。
うまくバランスをとって形を決めたまま退場となりこの場は終了。

続く大磯曲輪外の場では、曽我兄弟とゆかりの人々が迫りから上がってきてだんまり。
曽我兄弟と仇の工藤左衛門祐径とが対面を果たして幕となった。

「義経千本桜~吉野山~」
ついこの前、博多座で玉三郎丈の吉野山を観たばっかりだったんだった。
今月の静御前は福助丈。忠信は幸四郎パパ。
大向こうさんがかける「高麗屋」の声が聞こえてくるとすごく嬉しい。
男雛女雛でびしっと決まるのを見ると嬉しくなっちゃうね。
ただ舞台のオーラは博多座で観た玉三郎丈の静御前、獅童君の忠信の方が強かったなぁ。

「菅原伝授手習鑑~道明寺~」
今回はこの菅丞相だけの仁左衛門さん。
美しい・・・。
この演目は仁左衛門さんのお父さん、十三世片岡仁左衛門の追善狂言と言う事で
松嶋屋さんが勢揃い。
残念ながら、十三世の仁左衛門丈は観た事がない。
この菅丞相は当たり役だったとか・・・。
お若い頃の写真を見ると、今の仁左衛門さんとよく似ていらっしゃる。
九州になかなかいらっしゃらない仁左衛門さんだけに、今日観る事が出来てよかった。

昼の部はここまで。
続きまして夜の部へ。
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