♪3月31日と4月1日の間に~~~と、歌い飛ばすにはつらい、制度の替り目が在って。
じたばたしているうちに平成30年度は仕舞ってしまった。
仕方ないので花見しょ、とお向かいの公園へ、桜のご機嫌伺いに。
ふと見ると、昨年まで天南星が咲いていた傍らに、なんと今年はカタクリが咲いているではありませんか。
なんとまぁ、めずらしい。
20世紀から21世紀にかけて、カタクリの花が咲く、というと珍しいので埼玉県の群生地が必ずニュースになっていた、その便りを聞かなくなったなぁ…とふと思い立って、お彼岸の青青会@杉並能楽堂へ、稽古の都合もあって、もう何年かぶりでカタクリの織り帯を締めて行ったのがつい10日前のこと。
まぁ、片栗の帯ですね! と声をかけて下さった見所の有難い見知らぬタバリシチに、絶滅種のシンパシーをしみじみと。
これはもう25年前、上野の広小路の佐野仁さんのショーウィンドウで一目惚れして求めた黒地の八寸でした。
きものの柄の約束事の一つに、四季折々の花はシーズンに先駆けて装う、というものがありまして。
ただし、桜はその限りではない。
…そんなお話を始めるとキリがない。
街に、季節感を感じるきもの姿が少なくなったのが、平成も半ばから末年頃のことでした。(守貞漫稿風記録)
雨という天気予報が、思いのほか晴れ晴れとして、平成31年度4月の最初の空に雲は流れゆく。
じたばたしているうちに平成30年度は仕舞ってしまった。
仕方ないので花見しょ、とお向かいの公園へ、桜のご機嫌伺いに。
ふと見ると、昨年まで天南星が咲いていた傍らに、なんと今年はカタクリが咲いているではありませんか。
なんとまぁ、めずらしい。
20世紀から21世紀にかけて、カタクリの花が咲く、というと珍しいので埼玉県の群生地が必ずニュースになっていた、その便りを聞かなくなったなぁ…とふと思い立って、お彼岸の青青会@杉並能楽堂へ、稽古の都合もあって、もう何年かぶりでカタクリの織り帯を締めて行ったのがつい10日前のこと。
まぁ、片栗の帯ですね! と声をかけて下さった見所の有難い見知らぬタバリシチに、絶滅種のシンパシーをしみじみと。
これはもう25年前、上野の広小路の佐野仁さんのショーウィンドウで一目惚れして求めた黒地の八寸でした。
きものの柄の約束事の一つに、四季折々の花はシーズンに先駆けて装う、というものがありまして。
ただし、桜はその限りではない。
…そんなお話を始めるとキリがない。
街に、季節感を感じるきもの姿が少なくなったのが、平成も半ばから末年頃のことでした。(守貞漫稿風記録)
雨という天気予報が、思いのほか晴れ晴れとして、平成31年度4月の最初の空に雲は流れゆく。