趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

録画・編集時のコピーガード機能について

2014-11-21 17:21:47 | サーバー

 昨今は、Youtubeなどの動画共有サイトが発達しておりますので、別段、DVDに焼かなくても簡単に配布できます。その便利さの具体例としては、①手ぶれは自動で補正してくれますし、②mpeg、wmv、mov、avi、mp4、flv、3g2等々の様々な動画形式に対応してくれますし、③生の音とBGMの音量バランスなども調整できます。アップロードさえすれば、フラッシュ動画形式に自動的に変換されて、誰でもPCやタブレット、スマホなどの端末で再生できます。もっといえば、小学生レベルの知識でも、こういった操作に慣れ親しむような通信環境になってきています。ですから、もう従来のように、専用のビデオカメラで撮った動画をエンコーディングというDVDビデオ形式に変換する複雑な処理工程を経て、最後に書き込みソフトでDVDに焼き付けるようなことをする人は、それを職業にしている人以外は、おそらく皆無でしょう。そりゃあ、動画編集のマニアや趣味人はたくさんおられるかも知れませんが、自分が作った動画作品を自分や家族やごく限られた知人だけの範囲で鑑賞するだけならば、何もDVDビデオ形式で焼く必要性は全然ないはずです。上記のように、Youtubeにアップロードするか、USBメモリやマイクロSDカードに動画を入れて持ち歩いて、必要なときにPCやタブレットに挿し込んで再生すればいいのです。

 でも、これは、非常に憂うべきネット社会の状況にもなり得ます。たとえば、プライバシーを侵害するような動画がセキュリティの脆弱さを突かれて権利者に無断で配布されてしまう場合があるかも知れないからです。たとえば、今日のホットなニュースでは、ロシアにおいて赤ちゃんカメラで撮影している映像がセキュリティの甘さを突かれて大量に漏洩している事件が報道されております。

 反対に、今度は、そういう拡散や著作権侵害を未然に防止する目的で作られたアイテム・・・つまり、B-CASカードによるスクランブルが日本では地上波デジタル放送に対してかけられております。

 DVDで録画したり再生したりする際には、本来は放送番組以外の私的録画コンテンツについては、スクランブル処理は必要のないものですが、なぜか強制的にBCASカードでスクランブルをかけるような仕様になっているアダプターが出回っています。こういう機器は、残念ながら自由に録画・再生ができません。そういう使い勝手が悪いPC周辺機器は、もう、ユーザーは見限ってしまって、どんどんYoutube一辺倒になるように思えるのです。なぜならば、Youtubeでは、簡易版ながら動画の編集作業が、ちょっと練習すれば誰でもできるからです。

 いわゆる「スクランブル」といえば、たとえば、BUFFALOのTV-CVというTVcardは、パソコンで再生した動画をテレビのAV入力端子に送ってテレビ画面に映し出すアダプターですが、なぜかこれにスクランブルがかかってしまって録画機を通してテレビに映し出すことができないのです。直接テレビにつなぐと映りますが・・・。

 要するに、パソコンAからパソコンBや録画機に録画できないわけですから動画編集がまったく出来ないのです。何も市販のDVDを不正コピーしようとしているんじゃあなくて、自分がビデオカメラやデジカメで撮った映像、あるいはテレビから個人的に楽しむ用途の範囲内で録画した映像を編集しようとしているだけなのに、それに一律にスクランブルをかけられたのでは、もう自宅の録画・編集機材だけでは何もできないようにがんじがらめにされているようなものです。かといって、スクランブルを解除するような裏の手を使うことは、著作権法が改正された現時点では、下手をすると違法行為になりかねません。

 この調子でPC周辺機器メーカーが著作権擁護のためという名目でもってあらゆる動画編集にスクランブルをかけてしまうと、やはり予想通りYoutubeがその反動で、動画編集や配布に超便利なので世の中を席巻してしまうのではないか?と最近、強く危惧を感じております。というのは、前述したように、無料で情報を行き渡らせて多彩な文化を映像で紹介する大変画期的な役割を果たしている反面、個人情報の流出や著作権の侵害が一旦起きてしまうと、運営会社が即、対策の手を打っても、実際はなかなか収拾がつかない巨大なネットワークシステムになっているという現実問題があるからです。

 

 

 

 

 

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自動車はオートマチック車が当たり前だが・・・

2014-11-21 00:12:19 | 機器について

 一昨日は、自動車のキーがピコピコ点滅してなかなかエンジンがかからずに発車しなかったものですから、おかしいなと思いました。キーを触っているうちにエンジンがかかりましたので、「ハハーン、これはキーのボタン電池が切れたかな?」と思って、家に帰ってから自動車のマニュアル(取扱い説明書)を読むと、やはり図星でした。それで、スペアキーに交換して昨日リトライすると正常にエンジンがかかって発車いたしました。そういうわけで、本日は新たに電池を購入して家でキーの内部に入っている古い電池の交換をいたしました。明日は、このキーで正常にエンジンがかかるでしょう。

 思い起こせば、まあ、こういうように自動車、冷蔵庫、エアコンなどの耐久消費財のコンピュータ制御というものが至極当たり前になっている昨今では、内臓チップは空気や水みたいな存在です。反対に、昔はマニュアル車が普通でしたし、キーはもちろん鍵そのものでした。当然、全部自分の運転技術でまかなわないと、動きません。でも、現在は、何もかもコンピュータ任せで命を預けていますから、ひとたび太陽のフレア現象などの電波障害が起これば、エンジンが始動しないので世界中がパニックになるでしょう。そういった自然災害が起こることを想定して、今のうちにマニュアル車も少しは製造しておかないと、緊急時には困るのではないでしょうか?

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