先週日本では多くの企業で株主総会が行われましたが
上海にある高島屋が8月25日に『閉店』することが発表されました。
当然ながら高島屋と契約をしている全テナントの
引っ越し移転費用もすべて高島屋が負担するのだとか。
相当高額の負担金になることが予想されます。
僕の周りでは衝撃という言葉は全く聞こえてくることはなく
上海に住んでいる人ならば誰でも
「お客さんが居なかったから起きるべくして起こった」
と冷静に受け止めています。
僕自身、上海駐在を始めて5年が経過しましたが、
テナントに入っている「ドンク」でパンを購入したり
「光琳」で食事をした以外に
高島屋で買い物をした記憶は一度もありません。
閉店の理由として家賃高騰とかいろいろと聞こえては来ますが
間違いなく「集客不足」が原因・・・ですよね。
一方で、
同じく上海に店を構えているアピタは
連日お客さんがいっぱいです。
こちらも開店直後は閑古鳥が鳴き続ける状況で
「いつ閉店してしまうのか?」と気をもんでいましたが
経営者が中国系に移ってからは
どんどんとお客さんが増えました。
どうも、日本式の経営にこだわっていることが
集客力につながらない結果が出ていたような話も聞いています。
ここは中国。
日本ではないのですから
「郷に入っては郷に従え」のことわざ通り
中国式の経営にゆだねることが肝要のようですね。
高島屋では29日からSummerSale始まったようですが
割安感の出た高い買い物に
わざわざ行く気力は
僕は持ちあわせていません。