東京から広がったコロナ感染拡大の「第2波」。
国も「コロナ対策」と「経済」の両立(というより経済優先❔)に方針転換してしまったので
過去最大の感染者数が出ても国として「緊急事態宣言」を出す予定はありません。
それだけに、東京都の動きや判断が重要になりますがこちらも消極的に見えます。
4月と違って感染者の増加スピードがある程度抑えられていることや
重症患者数が(まだ)少ないため
医療体制が崩壊するような危険な状態ではない(と言われている)
などさまざまなことが発表・報道されています。
この状態はいつまで続くのだろう? と考えると
やっぱりワクチンが完成してみんなが接種を受けられるようになるまで続くのでしょう。
IOCのバッハ会長は22日、
「世界中のすべての人にとって安全な環境のもとでオリンピックを開催したい。
WHOがリスクを管理しているしWHOのガイダンスに従って開催する」
と述べ、オリンピック開催の条件は参加者全員の安全が確保されることだという考えを示しました。
言い換えれば「安全が確保されなければ開催できない」ということ。
日本でもワクチン接種が行き届くまでは毎日感染者は出続けます。
それも数百人単位です。(もう少し時間が経つと千人単位❔)
この状態で2021年にオリンピックは開催することはどう考えても無理でしょう。
延期になったオリンピック開催まで1年をきりました。
「東京2020オリンピックの中止」の選択肢があることも前提にして
冷静に考え、判断していく必要があります。
オリンピックは国が主催するものではなくホストとなっている都市が主催するもの。
ホストである東京都は先頭に立って考え、行動してほしいです。
強行して開始した「GO TOキャンペーン」。
観光業は大変な状況というのは良くわかりますが
「観光業のために」強行しているように見えてしまう。
延期したオリンピックの開催にめどが立たないのに
「選手が参加したいはずだから」と選手のためにと唱える開催強硬論が
開催することに執着しているように感じます。
どちらも人(他人)のせいにしていませんか❔
そう見えてしまいます。
東京都から始まったコロナ第2波は各地に飛び火して感染者が広い範囲で増え続けています。
ひとたび感染してしまうと、
・それまでの自身の行動の調査を受けて濃厚接触者の割り出しに協力。
(濃厚接触者に迷惑をかける)
・自分自身は隔離処置を受ける。
・症状によっては後遺症が残る。
などいいことは何ひとつありません。
だからお互いに感染しないためにできることをやりきっていきたいですよね。
〔新規感染者数〕
20日 東京都 168人、全国 418人
21日 東京都 237人、全国 632人
22日 東京都 238人、全国 795人
23日 東京都 366人、全国 981人
24日 東京都 260人、全国 771人
25日 東京都 295人、全国 801人
26日 東京都 239人、全国 835人
27日 東京都 131人、全国 598人
28日 東京都 266人、全国 981人
新規感染者が毎日1,000人単位になって、
それが日常にならないでほしいです。