今回は特に感じるものがありましたので、ご本人の承諾を得ずにご紹介させていただいます。
「夫婦の絆を感じるさせる一枚のはがき」 2024年12月24日 老後の生き方より
全文をご紹介いたします。
日本郵便のはがきの名文コンクールで入賞した71歳の男性が神様に宛てたはがき、奥様との闘病生活の日々が目に浮かび奥様の無念さ、御主人の悲しみが癒えない気持ち、そして今なお奥様に対する熱い想いが伝わってくる素晴らしい内容に心を打たれた、その一枚のはがきを紹介します。
神様に宛てたはがき
七年前の今日、三年間の苦しい闘病生活を終え、妻が旅立った、一段落して妻のベッドを片付けていると、「もし生まれ変わったら、また結婚してくれますか」と記されたメモを見つけた。
力のない震えた字が愛おしかった「もちろん」と生きている妻に応えたかった。伝えたい言葉がたくさんあったのに、見せたい絵も、聴かせたいジャズも、行きたい街も、神様お願いです、
「僕の方こそお願いします」と必ず妻に伝えてください。と・・・・。
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縁側に咲くシャコバサボテン
これは私の話しになりますが、義父が他界した時に長男が父が母に対する想いを綴った手紙を見つけ、葬儀の際に読み上げた内容でした。そこには義父が妻に対する感謝と愛情の想いがあったのです。
「まさ子・・・苦労かけたな。・・・ありがとう。苦しまずに他界してください・・・」全文は控えます。
戦争を経験し、国鉄の機関区で仕事し昇進するための異動があっても、家族とは離れないと断った父です。小さな田んぼを耕しながら暮らしていました。今でも長男が米を送ってくれます。
女房(娘)を東京に出した後(私との結婚)も、子を思う親の気持ちか相当心配したのでしょう。胃潰瘍になり胃を切る手術もしたくらいの父です。
実際に義母と言うより、私に取っては実の母のようでした。前日まで長男夫婦や孫に囲まれて世間話をしていたようです。
翌朝 母はトイレに行き、寝室に戻る途中で倒れて苦しまずに帰らぬ人になりました。突然の別れに、その時の家族の驚きは相当なものがあったかと思います。
しかし父の想いを知っていたのか、母は苦しまずに他界いたしました。その時代でも、愛する妻への手紙を残していた義父でした。
私たちも結婚52年目を迎えます。義父や義母にも申し上げたいですね。おかげさまで幸せに暮らしていますよと・・・。
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我儘な私です。団塊の世代ですので、それなりに苦楽ある生活をして来ました。
私自身はまるでお釈迦さまの手のひらにいる孫悟空の様に、自由気ままに飛び回り暮らしてきました。
これも女房のおかげかと思います。私も生まれ変わったら、また女房にめぐり合いたいと思いっていますが、女房は今度は違う人と言っていました。
残念ながら それも有りかな?と思えます。
今年の大みそかになりました。そうぞ!みなさま良い年をお迎えください。
2日は道志でゆっくりします。
Hiro