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エッセンシャル・キリング

2011-09-04 03:42:54 | 日記
エッセンシャル・キリング

親友と「エッセンシャル・キリング」を見に行った。

ヴィンセント・ギャロ主演とセリフなしで83分間の逃亡劇との振れ込みに惹かれた。

(あらすじを書きます。見たい人は見ないで。)

干ばつの山岳地帯でテロリストとして追い詰められた主人公は一斉掃討する軍人を殺して逃げまわるが、ついに捕虜になる。しかし雪山の収容所に護送する車が転落。混乱に乗じて彼の逃亡は始まる。追い詰められながらも巧みにかわし、乗車していた二人の軍人を殺して、車を奪い逃亡。途中で車を乗り捨て、雪山の中、木の実や蟻、幹を食べ、逃げるためには手段を選ばず、民間人を殺し、巻き添えにしながらも生き延びる。極限の疲労か気を失ったかのように眠る時に見る夢。イスラムの神の言葉と郷里の地。それは神の呪縛による悪夢か故郷への郷愁か。深手を追った怪我を介抱した難聴の女性は一夜だけ彼をかくまってくれたが、次の日、白い馬に彼を乗せ、無言で彼に去るように諭す。途中で吐血しながら、最後にたどり着いた彼の行方は。。。

見終わった後、居酒屋で親友と映画の解釈をめぐって楽しく語り合った。認識が合ったのは、この映画が面白かったということと、このような映画に誘うのは、友人の中でも私のような人間だけだ、ということだった。

後記
園子温の最新映画が11月に上映されるとのこと。一緒に見ようと約束した。親友も段々、私のシネマ・ワールドに、はまっていく。
コメント
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