Nakanaka Pierrot @NakanakaPierrotいつも目覚めると、今日も生きていることに失望する俺。
いつもロックやファンクを聞きながら寝る俺。音を持って音を消す。
グッドバイ
太宰治のように、この世を洒落のように生きて、最後はグットバイ
太宰治のように、この世を洒落のように生きて、最後はグットバイ
薄い皮膚
生き絶えた爬虫類のように
俺は下界に体温を奪われ
冷たくなった
氷のように冷たくなった俺の心
生命を持つもので
これだけ激しく環境に左右される
脆弱な生き物はいない
長い氷河期が始まる
この内蔵が透けて見える
薄い皮膚膜で生き延びるのは至難の技だ
さて、面の皮を剥がしてみよう
悪魔の醜い顔をご覧にいれよう
生き絶えた爬虫類のように
俺は下界に体温を奪われ
冷たくなった
氷のように冷たくなった俺の心
生命を持つもので
これだけ激しく環境に左右される
脆弱な生き物はいない
長い氷河期が始まる
この内蔵が透けて見える
薄い皮膚膜で生き延びるのは至難の技だ
さて、面の皮を剥がしてみよう
悪魔の醜い顔をご覧にいれよう
魔物
睡魔に襲われる
明日になれば悪夢に
襲われるだろう
いつになったら俺は
何かに襲われることのない
人生を送れるのだろう
俺の身体の何処かに
魔物が棲みついているのだ
そして俺はその魔物に
亡きものにされるのだ
睡魔に襲われる
明日になれば悪夢に
襲われるだろう
いつになったら俺は
何かに襲われることのない
人生を送れるのだろう
俺の身体の何処かに
魔物が棲みついているのだ
そして俺はその魔物に
亡きものにされるのだ
死に顔
わたしはあなたの腕の中で
眠るように死ぬのが夢である
あなたはわたしの唯一
愛する人だった
さようなら
わたしはしあわせだった
あなたに会えて
さようなら
わたしはしあわせだった
眠るように死なせてくれ
わたしはあなたの腕の中で
眠るように死ぬのが夢である
あなたはわたしの唯一
愛する人だった
さようなら
わたしはしあわせだった
あなたに会えて
さようなら
わたしはしあわせだった
眠るように死なせてくれ
メッセージ
まだまだホラーナイトは終わらないよ。
まだまだホラーナイトは終わらないよ。
電話
電話がかかってきた
受話器を取ったら
大量の血が流れ出してきた
まるでスタンリー・キューブリックの
シャイニングの一場面のように
俺は受話器を離したがもう遅かった
俺の首は掻き切られたのである
大量の血が噴き出してきた
電話がかかってきた
受話器を取ったら
大量の血が流れ出してきた
まるでスタンリー・キューブリックの
シャイニングの一場面のように
俺は受話器を離したがもう遅かった
俺の首は掻き切られたのである
大量の血が噴き出してきた
サーカス
華やかな舞台の裏では
暗幕の暗闇の中で
血を吐くような試練が待っている
その生と死の境界線を
かろうじて生き抜くことが
サーカス芸人の術である
華やかな舞台の裏では
暗幕の暗闇の中で
血を吐くような試練が待っている
その生と死の境界線を
かろうじて生き抜くことが
サーカス芸人の術である
死への傾倒
芥川龍之介は何故自殺したのだろうか。彼はエッセイの中で、眠っている間にだれかおれの首を絞めてくれないか、と書いていたと記憶している。今、俺は芥川龍之介の気持ちがよく分かる。この死への傾倒は、ある意味陶酔の世界なのだ。その一線を俺も今越えようとしているのか。
芥川龍之介は何故自殺したのだろうか。彼はエッセイの中で、眠っている間にだれかおれの首を絞めてくれないか、と書いていたと記憶している。今、俺は芥川龍之介の気持ちがよく分かる。この死への傾倒は、ある意味陶酔の世界なのだ。その一線を俺も今越えようとしているのか。
悲しみの死
どこかでだれかが泣いている
俺にはその泣き声が聞こえる
俺はその悲しみを
取り除いてやるためにも
その泣き声の主を見つけて
殺さなければならない
そして殺戮を繰り返せば繰り返すほど
俺の耳には、べったりと
どこかでだれかの泣き声が聞こえるのだ
どこかでだれかが泣いている
俺にはその泣き声が聞こえる
俺はその悲しみを
取り除いてやるためにも
その泣き声の主を見つけて
殺さなければならない
そして殺戮を繰り返せば繰り返すほど
俺の耳には、べったりと
どこかでだれかの泣き声が聞こえるのだ
