台風なやつ

台風なやつ

つわものどもが夢の跡。

朝早くから夜遅くまで仕事に集中していたので、台風が猛威をふるっていることを知るよしもなかった。

仕事が終わり、会社から出ると、雨はやんでいたが、強い疾風が吹いていた。それは猛威の余韻だった。峠はすぎても、我が強きことを知らしめるためなのか。

電車がほぼ全線運転を見合わせていたが、私が乗車する電車は、なんとか動いていた。影響はなかったが、それでも３０分以上は待たされた。

帰り道、私は長い傘をフェンシングの剣のように持ちかえて、漂っている雲の間に見える、夜空の星に向かって突いていた。

私ができる唯一の抵抗だった。

麦茶

麦茶

麦茶は夏の定番だ。

ガキの頃は、クーラーなんて高級なものがあろうはずもなく、扇風機に当たりながら、麦茶を飲んで暑さを凌いだ。ミネラル豊富だし、体にいいこと、この上なし。

ということで、最近、朝、会社に行く道すがら、コンビニに寄って麦茶のペットボトルを買っている。糖分があるものは、がぶがぶ飲みすぎてしまう。麦茶だと必要な分量だけ飲めばよいので、確かに身体にはいいだろう。

今日も朝早く出社し、夜遅くまで働いていた。さあ、帰ろうかというとき、麦茶のペットボトルを見たら、まだフタも開けておらず、一日中放置していたことに気がついた。そう言えば、今日はのどが乾くと、炭酸が飲みたくなり、自販機でコーラばかり飲んでいた。（全然、意味ないじゃん。）

忘れさられた麦茶を少し不敏に思いながらも、そこはかとなく置かれた姿が、まるでお地蔵さんのようで、私は手で拝み、しかしながら結局、手には取らず、放置して帰ってしまった。私のことだから、きっとまた毎日のように行きがけにコンビニより、新しい麦茶を買って、放置された麦茶は、あの世行きとなるだろう。

罰あたりというのは、こういうことを言うのである。

百歳ばんざい

百歳ばんざい

敬老の日。だらだらと過ごす。

だんだんと敬老する身から敬老される身になってきている気がする。しかし母はまだ健在なので、まだ敬老する身である。

母には、ちょっとしたプレゼントした。いつも机に上半身を臥せって、うとうとしているから、柔らかい枕などあったらよかろうと思い購入。ちょっと大きすぎたのと、少し重かったかなあ、と後悔し始めている。こういうものは、やはりじっくり選ぶべし。

母が弱気になった時、私は、いつもNHKの番組「百歳ばんざい」にみんなで出演することになっているから、と励ます。母は頑張りやだから、頑張っている。

それに引き換え私は、何といい加減に生きていることか。でも、これが私の生き方なのだろう。２０年以上、あんた見てるけど、絶対、変わらないと思う、とは親友からの言葉。私を見ると安心するんだそうだ。こいつよりは、マシだと。そう言えば、昔、同期のやつからも同じようなことを言われたような気が。。。

存在そのものが、他の人々に安らぎを与えているとは、どうも複雑な心境だ。

足裏マッサージしてきました

足裏マッサージしてきました

ネットで探し、近場で手ごろな値段の足裏マッサージに行ってきた。どちらかというと女性客をターゲットとした処らしく、髪の毛ぼさぼさで、ただでさえ怪しい男が店の前に現れたので、店員から「何か御用でしょうか？」と言われてしまった。

足裏マッサージしたいんですけど。。。

内容は、膝から下のオイルマッサージ。もちろん足つぼも、しっかりやってもらった。やっはり両足とも土踏まずの筋が痛かった。もちろんグリグリ強くはしないので、我慢できる程度である。ただ痛い時は「痛いです」と言った。

終わった後で、痛かった所って、どの内臓になるんですか？と質問したら、足裏マップみたいなものをもってきて、「胃ですね。」と言われた。そして、「大抵はここ痛い人多いですね。」と言われ、ちょっと安堵。

でもマッサージしたからか、帰り道の足取りは軽快だった。
また行こうっと。今度は、垢すりだっ！

ハンナ

ハンナ

桜木町で映画「ハンナ」を見た。
しばらく行っていなかったが、久しぶりに行ったら桜木町の駅付近にでっかい建物ができ、大分様子が変わっていたのに驚いた。

映画はとてもよかった。上映終了間際だったが、滑りこみセーフ。下記要約。

特殊部隊の傭兵になるため遺伝子を操作され、生まれてきた女の子ハンナ。特殊部隊である父親と北部の厳しい土地へ逃れ、ひっそりと狩りをして生活している。ハンナは、幼少の頃から、父親から厳しい傭兵の訓練を受けるが、それ以外のことは何もしらない。そしてある日、遂に父親とハンナは自分たちを追っている組織に復讐を誓って行動を開始する。

一番よかったシーンは、これまで閉ざされた世界で過ごしてきたハンナが、単語でしか知らなかった音楽や友情、家族を初めて肌で感じ、友達になってくれた女の子と一緒に寝ながら、おしゃべりをして、キスをする場面。戸惑いながらも、人間の持つ優しさに触れ、寄り添っていたいと思うハンナ。

しかし追っ手の組織から逃れることはできなかった。そこで、ハンナは脅威的な傭兵としての本領を発揮し、次々と相手を殺していく。そして最後に、この組織の首謀者を追い詰め、まるで狩りをしている時と同じように、顔色一つ変えずに、この首謀者を殺害した処でエンディング。

私は、ハンナが人間の心を取り戻し、しあわせに暮らせることを願った。

親友は、今回の映画は、ナカナカピエロにしてはフツーだね、と言われた。まあ、そうかもしれないけど。。。

まあでも、有意義な一日だったよ。

会社の運動会

会社の運動会

私が入社したとき、会社ではまだ運動会があった。

種目の最後にリレーがあり、２０代、３０代、４０代以上の社員が各名選出され、若い私は２０代の代表となった。若いと言っても、全力疾走で走ることは久しぶりなことだった。

バトンをもらって走ると最初はまあまあだったが、最後にきて腿が上がらず、泣く泣く走っていた。我々はトップで走り終えた。私は疲れ果てて帰ってしまったが、その日の打ち上げでは、リレーのランナーはただ酒が飲めたらしい。後から、聞いた。

問題は帰宅中に起きた。商店街を歩いていた時、突然両足のふくらはぎが、つってしまったのだ。両足同時につったので、前へも後ろへも行けず、まさに八甲田山状態。

一人固まって動けない私を、商店街を行きかう人は不審そうに眺めた。しかし私は微動だにできず、ブロンズ像になって嘲笑を甘んじて受けるより他なかった。

後記
今日は朝から夜まで、デバック。アセンブルコードやレジスターを見ながら、バイナリーの中を駆け回っていた。一週間お疲れやす。。。

ケセラセラ

ケセラセラ

今日も順調。
先週まで最悪だった心も晴れつつある。

産業医との面談でも、今週から薬が変わって、少し調子がいいです、と言ったら、そんなに早く効果でるかなあ、と笑っていた。確かに効果がでるまで一週間ぐらいかかると言われていた。

これでいい感じで上昇し、天国までいけたら。。って、そこまでいったら、だめじゃん。みたいな。。カカ。。。。

後記
この前、久しぶりに小さいかまきりを発見。かわいい。捕まえて遊ぼうとしたが、逃げられてしまった。昔はよく遊んだ。かまきりを指でつついて攻撃すると、かまきり拳法さながらの攻撃態勢を作る。面白い。バッタを餌に与えてやると、内臓だけ食べて、後は残していた。意外。ナカナカピエロ昆虫記です。

続後記
ナカナカピエロ昆虫記、第二弾。最近マンションの通路によく緑色の小さいカナブンが転がっている。かわいい。それを見るたびに、”こんなところに食べもんないぞっ。”と言って外へ離してやる。

くじら雲

くじら雲

夕焼けの中で巨大なくじらが空中を泳いでいた。
周りには、たくさんの子くじらが楽しそうに遊んでいた。

今日はなんとなく調子がいい。新しい薬が効いたのか。
健康度レベル、マイナス２０％（ちょっと最悪）。

明日は、朝、洗濯。
そして会社で産業医と面談。まあまあっす、と答える予定。

はやく土曜日こないかなあ。
なんとなくいい感じで、このまま一週間終えれればなあっ。

後記
でも油断大敵なんっすよ。いきなり殺人的緊張モードにされることもあるので。

自虐の詩

自虐の詩

これは、漫画が原作の映画。漫画も面白い。

男と女の夫婦生活。男は何かことあるごとにちゃぶ台をひっくり返す。女はつつましく夫の世話をする。それでも男はちゃぶ台をひっくり返す。ご飯の支度中にいきなりちゃぶ台をひっくり返す。テレビを見てはちゃぶ台をひっくり返す。とにかく男はちゃぶ台をひっくり返し、それでも女はつつましく男の世話をする。

今日は、同時並行で２つか３つくらいの仕事をせっせとつつましくやっていたら、全部のちゃぶ台をひっくり返され、リカバリーするのに大変だった。何故、私だけ、いつも？とは思ったが、まあ、この程度でへこむ人間ではないので、全てのちゃぶ台を元に戻して、早々に会社から帰途についた。

もしかしたら、またちゃぶ台がひっくり返っているかも。。。そうだとしても、ちゃぶ台を元に戻すのも、また仕事。いたし方なし。

それよりも、仕事がきつなればなるほど、追い込まれれば追い込まれるほど、ヘラヘラ笑ってしまう、この性格を何とかしたい。こいつまだ遊んでるなっと思われ、どんどん仕事が降ってきて潰れるのが、私のパターン。

まさしく自虐の詩なのです。

後記
BSプレミアムの旅のチカラを見て、また泣いてしまった。
なんていい番組なんだっ！

ひまわりの種

ひまわりの種

おくすり追加されました。Yeah !

仕事は順調なのに、心の晴れる日がない。そして極度の人間不信に陥り、失語症。ラディカルな発言をすると思えば、自己嫌悪に陥り、自閉症になる。。。誰か、私を精神病棟に隔離してほしい！と精神が荒廃。心療内科の先生とお話して、お薬を追加に。

今日は久しぶりに深夜残業で、課の最終退場者になった。ちょっとだけ、テンションが上がり、健康度レベル、マイナス８０％（やや最悪）に。

帰り際に月を見て、美しいと感じた。