fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、一緒に暮らす猫のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

林真理子さんのエッセイと小説、図書館で借りました。

2024-08-11 10:25:00 | 読書
暑い暑いと言いながら少しずつ夏も終わっていくのかな、と感じる。
昨夜はついに冷房無しで寝ました。
今朝も早朝は空気がひんやりしていました。

オリンピックはもう終わりますが
高校野球は始まったばかり
暑さが収まってくれたら高校球児も試合がし易くなりますね。

さて、昨日は夕方から図書館に行って来ました。
佐藤愛子先生と林真理子さんのエッセイを返却して、また新しいエッセイと小説を借りました。

活字(と言ってもエッセイだけど)を読み始めたら、今まで活字に触れないで生活を送っていたのが不思議なくらい、活字のない日々を味気ないものに感じてしまう。
これ読み終わったら、活字なくなっちゃう!
みたいな感じ。
で、急いで図書館へ行ったのであります。

この前借りた林真理子さんのエッセイ
〈美を尽くして天命を待つ〉は、アンアンで長年書かれている連載エッセイをまとめた物で
内容は終始オシャレ、食、そしてダイエットの事で埋め尽くされています。

どこそこのフレンチ(有名所)を誰々(有名人)と食べた、とかブランドの〇〇を買った、
などの一種自慢みたいな事の後に
ダイエットの事が延々と書かれている。
その割合が秀逸で、これが自慢話ばっかりだと面白くないけど、ダイエットに苦しむ所で、バランス取ってる感じです。

色々なダイエットを試す林真理子さんがすごい。
漢方、ダイエット専門の病院、針、もちろん薬も、そして身体に何か取り付けたりとか
マッサージとか。

でも、美食家だし会食の機会も多くてまたリバウンド。

とにかくエネルギッシュな方です。

これだけ読むとあんまり良い印象がないけれど
(面白いのは面白いのに)
昨日借りて来た〈下衆の極み〉は、週間文春での連載エッセイをまとめた本で
割と真面目、そして社会への鋭い批判も小気味良い。
はぁー、書く所に寄って内容や文体を変えてはるんやね。
流石ですね〜と感じ入りました。

なんだか私的にあんまり良い印象のない林真理子さんですが、
小説も7、8冊読んでいます。
案外好きなのかな?

最初に読んだのは
〈戦争特派員〉
この本にも我儘なイヤな女が出て来て
これを読んで私は具合が悪くなりました。
で、長くマリコさんの小説を読まなかったのですが
吉川英治文学賞を取られた〈みんなの秘密〉
これには興味があって、読んでみたら
とっても面白くて2〜3回は読み返しました。
それから
〈不機嫌な果実〉
〈花探し〉
〈野バラ〉
〈白蓮れんれん〉
〈びろうど物語〉
覚えているのはそれだけですが
結構読みました。

悪いイメージもある林真理子さんですが
忙しい中でたくさんの執筆をされる努力家。
一つの小説を書くのにどれだけ調べ物をして、
遠い国の事であればその地に行ってあちこち移動して、と、きっとものすごく大変。
あんまりその辺りの事はお書きにならないので
努力が見えないし
たくさんのブランド、高級なレストラン、有名人との事を面白おかしく書いていらっしゃるので
反感を持つ部分もあるのかもです。

それらもすべて含めて小説やエッセイのネタにしていらっしゃるとしたらホントすごい事ですね。

小説も〈李王家の縁談〉と〈RURIKO〉を借りて来たのでお盆休みは読書して過ごします。


[追記]
エッセイを読んで羨ましいな、と思ったのは
近所に仲の良い友達がいて
その人は、コンサートや観劇に誘うといつでも一緒に行ってくれる、例えそれが前日でもOKで
忙しくてチケットは持っていても行けなくなった場合、「行ってくれない?」と言えば
それもOKだそうです。

いいなー。















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