今日は、先週の金曜日に見たエルトン.ジョンの半生を描いた映画〈ロケットマン〉のレビューを書きます。
(あらすじ)
少年レジナルド・ドワイトは、両親が不仲で孤独だったが、音楽の才能に恵まれていた。
エルトン・ジョン(タロン・エジャトン)という新たな名前で音楽活動を始めた彼は、バーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)と運命的な出会いを果たし、
二人で作った「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などヒットナンバーを次々と世に送り出して世界的な名声を得ることになる。(シネマトゥディからのコピペです)
この映画は、ミュージカル臭が薄目のミュージカル仕立てとなっています。
両親からは愛されず、恋人(ジョン.リード)にも利用されて孤独なエルトン、その面だけを見れば結構辛い映画になりそうですが
ミュージカル仕立てにしたことで、私的には楽しい面がクローズアップされたかな、と思います。
映画は、ごてごてと飾り立てた衣装を着たエルトン・ジョンが、グループカウンセリングを受けるところから始まります。
薬物依存、アルコール依存、セックス依存、過食症、と様々な症状を訴えるエルトン
そして、場面は幼少の頃に移っていきます。
音楽的にはものすごい才能の持ち主ですが、お母さんからもお父さんからも疎まれ孤独なエルトン。
唯一おばあちゃんだけは気持ちを分かって励ましてくれるのでした。
クラシックを学ぶも抜きんでた音楽的才能は、ロックへと向かいます。
さて、成人したエルトン、メロディはあふれ出るように湧いてくるのですが、心の奥底にあるゲイであると言う事や孤独感からそれらを白日の下にさらすような歌詞はどうしても書くことが出来ないのでした。
がしかし、レコード会社で作詞家バーニー.トーピンと出会い、その詞にインスパイアされて二人で次々に素晴らしい曲を生み出していきます。
バーニーの詞を読んで名曲〈Your song〉をすらすらと作曲して歌う場面が出てきますが、感動的でした。
このバーニーを演じている役者さんは、映画〈リトルダンサー〉で主役を演じたジェイミー.ベル、当たり前ですがすっかり大人になっちゃってびっくり。
バーニーの同じ感性とその才能にエルトンは、バーニーを愛するようになるのですが
バーニーは、女性が好き
得ることのできない愛に苦しむエルトンを傍目で見ながら、その心を作詞していくバーニー、芸術って残酷ですね。
半面、仕事においてはエルトンの快進撃はロサンジェルスのトルバドールクラブでのライブから一気に加速していきます。
エルトンを演じているタロン.エガートン(キングスマン2の主役の俳優)が、とにかくすごくいいし、吹き替え無しの歌がもうプロ級なんです。
このライブの場面が最高!
待ち受けている観客を前に怖気づくエルトンにバーニーが「これがエルトンだ!と見せつけてやるんだ」と励まします。
ここで歌うのがあの〈クロコダイルロック〉爆発する音楽に心が躍り震えました。
24歳にして億万長者、名声もお金も成功も何もかも手に入れたのに何故愛だけは手に入らないの?
たびたびそう言った場面が出てきます。
孤独な心に鎧をまとうようにド派手な衣装やパフォーマンスで歌うエルトン
そう、あんな姿で歌う歌は、美しいメロディで歌詞も美しくもさみしいものが多いんですよ、ちょっとそぐわない感じです。
そこがいいとも思いますけどね。
恋人に騙され辛い思いもするのですが、しばし離れていた期間はあったにせよ常にバーニーが側で寄り添っていてくれたことが、見ている方の救いになりました。
最後、72歳の現在のエルトンの様子が語られます。
病院に入って様々な中毒症状から立ち直り、愛する伴侶(もちろん男性)を見つけ、養子として子供も二人迎え入れ
今もまだ現役で活躍する、その姿に勇気をもらいました。
内容も内容ですが、やっぱりミュージカルですし名曲がいっぱいですから、歌とパフォーマンスを心の底から楽しみました。
主役のタロン.エガートンが本当にステキで、もう一度見てもいいかなと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/bb/099c09759cfe8adbba23f16609c6875d.jpg)
おばあちゃんとエルトン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/88/beef860bbc74ac1ae3bfb8ef1778293f.jpg)
バーニーと意気投合
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/12/a6735afdc6245a0adb47474147e0aebb.jpg)
トルバドールクラブで〈クロコダイルロック〉を歌う
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/43/129e955ac586a4785d8d0c51ab006a3e.jpg)
偽りの愛で近づく悪い男ジョン.リード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/1b/2bccbd4dfcb6290cf778b872af5e45dc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/48/fe1aa33a18c9f17cd00252bd5a8ec36c.jpg)
ド派手な衣装でカウンセリングを受けるのですが、心の重荷が取れるごとに、素朴なエルトンが現れます。
Taron Egerton - Rocket Man (Official Video)
タロン.エガートン、歌うま!〈ロケットマン〉を歌っています。
町山智浩さんが、エルトンジョンの歌について解説しています。
面白かったです。
(あらすじ)
少年レジナルド・ドワイトは、両親が不仲で孤独だったが、音楽の才能に恵まれていた。
エルトン・ジョン(タロン・エジャトン)という新たな名前で音楽活動を始めた彼は、バーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)と運命的な出会いを果たし、
二人で作った「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などヒットナンバーを次々と世に送り出して世界的な名声を得ることになる。(シネマトゥディからのコピペです)
この映画は、ミュージカル臭が薄目のミュージカル仕立てとなっています。
両親からは愛されず、恋人(ジョン.リード)にも利用されて孤独なエルトン、その面だけを見れば結構辛い映画になりそうですが
ミュージカル仕立てにしたことで、私的には楽しい面がクローズアップされたかな、と思います。
映画は、ごてごてと飾り立てた衣装を着たエルトン・ジョンが、グループカウンセリングを受けるところから始まります。
薬物依存、アルコール依存、セックス依存、過食症、と様々な症状を訴えるエルトン
そして、場面は幼少の頃に移っていきます。
音楽的にはものすごい才能の持ち主ですが、お母さんからもお父さんからも疎まれ孤独なエルトン。
唯一おばあちゃんだけは気持ちを分かって励ましてくれるのでした。
クラシックを学ぶも抜きんでた音楽的才能は、ロックへと向かいます。
さて、成人したエルトン、メロディはあふれ出るように湧いてくるのですが、心の奥底にあるゲイであると言う事や孤独感からそれらを白日の下にさらすような歌詞はどうしても書くことが出来ないのでした。
がしかし、レコード会社で作詞家バーニー.トーピンと出会い、その詞にインスパイアされて二人で次々に素晴らしい曲を生み出していきます。
バーニーの詞を読んで名曲〈Your song〉をすらすらと作曲して歌う場面が出てきますが、感動的でした。
このバーニーを演じている役者さんは、映画〈リトルダンサー〉で主役を演じたジェイミー.ベル、当たり前ですがすっかり大人になっちゃってびっくり。
バーニーの同じ感性とその才能にエルトンは、バーニーを愛するようになるのですが
バーニーは、女性が好き
得ることのできない愛に苦しむエルトンを傍目で見ながら、その心を作詞していくバーニー、芸術って残酷ですね。
半面、仕事においてはエルトンの快進撃はロサンジェルスのトルバドールクラブでのライブから一気に加速していきます。
エルトンを演じているタロン.エガートン(キングスマン2の主役の俳優)が、とにかくすごくいいし、吹き替え無しの歌がもうプロ級なんです。
このライブの場面が最高!
待ち受けている観客を前に怖気づくエルトンにバーニーが「これがエルトンだ!と見せつけてやるんだ」と励まします。
ここで歌うのがあの〈クロコダイルロック〉爆発する音楽に心が躍り震えました。
24歳にして億万長者、名声もお金も成功も何もかも手に入れたのに何故愛だけは手に入らないの?
たびたびそう言った場面が出てきます。
孤独な心に鎧をまとうようにド派手な衣装やパフォーマンスで歌うエルトン
そう、あんな姿で歌う歌は、美しいメロディで歌詞も美しくもさみしいものが多いんですよ、ちょっとそぐわない感じです。
そこがいいとも思いますけどね。
恋人に騙され辛い思いもするのですが、しばし離れていた期間はあったにせよ常にバーニーが側で寄り添っていてくれたことが、見ている方の救いになりました。
最後、72歳の現在のエルトンの様子が語られます。
病院に入って様々な中毒症状から立ち直り、愛する伴侶(もちろん男性)を見つけ、養子として子供も二人迎え入れ
今もまだ現役で活躍する、その姿に勇気をもらいました。
内容も内容ですが、やっぱりミュージカルですし名曲がいっぱいですから、歌とパフォーマンスを心の底から楽しみました。
主役のタロン.エガートンが本当にステキで、もう一度見てもいいかなと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/bb/099c09759cfe8adbba23f16609c6875d.jpg)
おばあちゃんとエルトン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/88/beef860bbc74ac1ae3bfb8ef1778293f.jpg)
バーニーと意気投合
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/12/a6735afdc6245a0adb47474147e0aebb.jpg)
トルバドールクラブで〈クロコダイルロック〉を歌う
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/43/129e955ac586a4785d8d0c51ab006a3e.jpg)
偽りの愛で近づく悪い男ジョン.リード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/1b/2bccbd4dfcb6290cf778b872af5e45dc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/48/fe1aa33a18c9f17cd00252bd5a8ec36c.jpg)
ド派手な衣装でカウンセリングを受けるのですが、心の重荷が取れるごとに、素朴なエルトンが現れます。
Taron Egerton - Rocket Man (Official Video)
タロン.エガートン、歌うま!〈ロケットマン〉を歌っています。
町山智浩さんが、エルトンジョンの歌について解説しています。
面白かったです。