映画を観るのに金曜日の夕刊の映画評も参考にしています。
10日の金曜日の夕刊には、上映が始まったばかりの『フォードVSフェラーリ』の事がすごく褒めて書いてありました。
〈文句なく面白い。簡素で無駄がなく美しい。
2時間半の上映の間、恍惚と共に2020年の複雑な現実を忘れ、スクリーンに映し出される1960年代の世界に没頭してしまう。
今どき珍しいくらい純粋な喜びに満ちた映画だ。〉
ヒューヒュー、ここまで褒めて書いてあったら観に行きたくなりませんか?
土曜日に即観に行ってきました。
以下、褒めていないのでこれから観ようと思っている方、そして映画を観て感動した方は読むことをおやめくださいませ。
(あらすじ)
カーレース界でフェラーリが圧倒的な力を持っていた1966年、
エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)はフォード・モーター社からル・マンでの勝利を命じられる。
敵を圧倒する新車開発に励む彼は、型破りなイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつける。
時間も資金も限られた中、二人はフェラーリに勝利するため力を合わせて試練を乗り越えていく。(シネマトゥデイからのコピペ)
結果、そこまで面白かな??と言う感想となってしまいました。
車が好きなら私が思うよりはずっと楽しめたのかもしれませんが
考えてみたら私は、車が好きでもなく知識も無いので面白く感じるはずがなかったのでした、、、。
でもそれを除外しても、ありきたりな内容で新鮮味の無い内容だったと思います。
売り上げだけを重視する会社との対立、男の友情、男を健気に支えるやさしくも男前な妻と父親を尊敬する子供
(そうそう、タイトルはフォードVSフェラーリですが、フェラーリはちょこっと出てくるだけ、このタイトルはいまいちです。)
何てアメリカ的なんやー!
予測を裏切る映画を観たい私には物足りませんでした。
でもさすがカーレースのシーンは臨場感いっぱいで、楽しめました。
レビューではIMXでの鑑賞を薦めている方が多数いらっしゃいました。
それと破天荒で天才的カーレーサーを演じていたクリスチャン.ベイルは上手かったです。
目に狂気が宿っていました。
これは史実映画であるらしいのですが、ル.マン24時間耐久レースでスピードを落としてフォード社の車三台同時にゴールさせるなんて
アホな事ホンマにあったんですかね、これにも脱力しました(+o+)
しかし、観た人のレビューの評価は高いです、べた褒めです。
ですので、私の偏屈レビューはこっちに置いておいて、時間があれば観に行ってください。
左はマット.デイモン、右がクリスチャン.ベイル
レビューを読んでいたら若い女性で「夫の夢の実現を支えるかしこい妻に憧れた、私もそんな女性になりたい!」
と書いていらっしゃる方がいました。
今でもそんな価値観の女性がいるんだ、世の中(日本?)昔とちっとも変わってないんだなー、とちょっと失望しました。
日本の女性たちよ、夫の夢より自分の夢をかなえよう!