Pains パリの味

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商売繁盛と食パン需要

2017-11-18 18:18:32 | Weblog



酉の市の賑い、

大鳥神社の赤い大鳥居を隣のビルに合成して見ました、

先月車にはねられて以来、左肩と左腕が痛く、痺れていて、リハビリを兼ねて小さなカメラで手持ち撮影の練習です。横断歩道を青信号で、信号に従い渡っていての事故で、今年は大当たりの年でした。

 本題:
セブンイレブンから金の食パンが消えて久しいですが、替わりに1斤百円程度の角形の食パンが置いてあります。

あの価格であの味、食感では売れないと思っていましたが、案の定、消えました。関西にも工場を作りましたが、関西はどうなんでしょうか。基本的な製法を無視して作り上げた製品は、一時的に受け入れられても何れ消え去ります。これまでも色々新しい製法が生まれ、新しい機械が作り出されても、美味しい商品、従来からある商品以外生き残っていません。特に準主食の食パンは。

パンの製法の基本は直捏法で、やはり今でもこの製法が最も美味しく、食感も受け入れられています。食パンの大量生産が始まり、70%4時間或いは4時間半中種法が採用されて50年以上経ちますが、未だ食パンの大量生産はこの方法が基本となっています。湯種法が採用されても基本はこの方法です。

60年ほど前でしょうか、食パンの連続性パン法が開発され、高価なこのラインを日本でも2社が採用しました。ボーリングで有名なAMFが開発した食パン量産ラインですが、生地は多加水、無発酵で日本人の好みには合わなかった様です。ヤマザキパンはこの時4時間半中種法を採用して大成功し、量産食パンの基準となってしまいました。

ただ、美味しい食パン作りはやはり直捏法です。配合、発酵法、ミキサー選び、温度管理、種、イースト選び、これらをどう選び商品設計をするかで、良し悪しが決まります。

自店に客の流れを作る、これには食パンを考える必要があります。



葉を落としてしまった銀杏の木も、