奈良散策 第296弾
竜田川は在原業平の「千早ふる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」という歌で有名な場所です。9月の初めに一度行ったのですが、竜田川の紅葉がどうなっているのか気になったので、昨日の午前中に家族と一緒に行ってみました。でも、紅葉はもう終わり近くのようで、紅葉の葉っぱは赤褐色になっていました。竜田川は駐車場が狭いので、止められるかどうか心配でした。でも、行ってみると、ほぼ満車でしたが、1台分空いていたので、止めることができました。ラッキー!
この日はこの間行かなかった三室山に行ってみることにしました。ここは、能因法師の「嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり」という歌で知られている所で、紅葉と桜が有名な場所です。標高はわずか82mの低い山です。
紅葉は終わりだと言え、やはり綺麗でした。
三室山への道は工事中でした。でも、その横を通って登ることができました。
途中で見た紅葉です。
こんな道を登っていきます。
途中、コゲラを見つけました。
ちょっと登ったら視界が開けました。左側のやや青い山並みが生駒山地、その一番右端が生駒山です。右側の緑色の山並みはこの間ハイキングに行った矢田丘陵です。
頂上はやや薄暗く、こんな庵風の休憩所がありました。登っている人もぽつぽつといました。
これは奈良県のHPによれば、能因法師の供養塔だそうです。
山を下りて竜田川沿いを上流側に歩くことにしました。途中で見たハシブトガラスです。
これはツマグロヒョウモン。
それに、モンキチョウです。
竜田川右岸の遊歩道はこんな感じの道です。
あちこちでクビアカツヤカミキリの防除対策がなされていました。
竜田川と紅葉です。
トイレに入ったら壁に蛾が止まっていました。誰もいないことを確かめて写真を撮りました。これはウスキトガリキリガ。
そして、こちらは天井に止まっていたカイコガ科のクワコです。この蛾は初めて見ました。「標準図鑑」によると、日本産のクワコがカイコの直接の祖先ではないかと考えられているそうです。北海道から九州まで分布し、年3化、6~11月に得られるとのことです。
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