寒い寒いと言いながら
毛布に包まる夏の虫
親虫の胸に顔埋め
どうしようもなく泣いている
辺りに泣き声響き渡り
唯その声のみが空気には在る
刺す冷たさが身を抉り
心臓まではあと2ミリ
親虫の頭は空っぽで
ただ抱くことのみに集中している
できる限り近くに
身体と心を密着させること
最期の瞬間にも
それと気付かせないほどの
密着と同化が必要です
そのことのみが今の私にできること
なぜこんなにも寒いのか
今は夏ではなかったか?
毛布に包まる夏の虫
親虫の胸に顔埋め
どうしようもなく泣いている
辺りに泣き声響き渡り
唯その声のみが空気には在る
刺す冷たさが身を抉り
心臓まではあと2ミリ
親虫の頭は空っぽで
ただ抱くことのみに集中している
できる限り近くに
身体と心を密着させること
最期の瞬間にも
それと気付かせないほどの
密着と同化が必要です
そのことのみが今の私にできること
なぜこんなにも寒いのか
今は夏ではなかったか?