書き下ろしの犯罪小説。
凄絶な殺人描写に身の毛もよだつほどの嫌悪感をおぼえながらも次が気になり読まずにおれない。一気に最後まで読んでしまいました。
刑法39条を中心にすえた犯罪小説ですが、それ以上に「病気は自然だ」と知ったふたりの医者のそのことに対する距離の置き方が興味深かった。社会の虚無を知ったときの人の反応は、果して歪んだ破戒衝動へと走るのか、あきらめの境地へ向かうのか。僕だったらどっちだろうと考えてしまいました。
凄絶な殺人描写に身の毛もよだつほどの嫌悪感をおぼえながらも次が気になり読まずにおれない。一気に最後まで読んでしまいました。
刑法39条を中心にすえた犯罪小説ですが、それ以上に「病気は自然だ」と知ったふたりの医者のそのことに対する距離の置き方が興味深かった。社会の虚無を知ったときの人の反応は、果して歪んだ破戒衝動へと走るのか、あきらめの境地へ向かうのか。僕だったらどっちだろうと考えてしまいました。