「人間が出来て、何千万年になるか知らないが、その間に数えきれない人間が生れ、生き、死んで行った。私もその一人として生れ、今生きているのだが、例えて云えば、悠々流れるナイルの水の一滴のようなもので、その一滴は後にも前にもこの私だけで、何万年遡っても私はいず、何万年経っても再び生れては来ないのだ。しかも尚その私は、依然として大河の一滴に過ぎない。それで差支えないのだ。」
あなたはだれ?
どくワニ。
どこからきたの?
みず。
どうしてそんなにおおきいの?
ともだちをたくさんたべたのさ。
つよそうだね。
だれもかれもしんでしまった。
あなたのからだにとまりたいな。
だめだ!
どうして?
ちかづくとしぬ。
すこしだよ。ほんのすこしだけ。
…。
いいだろう。ただし。
おれのからだがすこしでもうごいたら。
そらたかくにとぶんだ。いいな?
ありがとう。
どくワニ。
どこからきたの?
みず。
どうしてそんなにおおきいの?
ともだちをたくさんたべたのさ。
つよそうだね。
だれもかれもしんでしまった。
あなたのからだにとまりたいな。
だめだ!
どうして?
ちかづくとしぬ。
すこしだよ。ほんのすこしだけ。
…。
いいだろう。ただし。
おれのからだがすこしでもうごいたら。
そらたかくにとぶんだ。いいな?
ありがとう。