久しぶりに川上弘美を読んだ気がする。短編集。川上弘美にはめずらしく(と僕は思った)セックス描写が多かった。その言葉は一言も出てこないけれども。感情の起伏が激しいものが多かった。描写は淡々としていてそんなふうには見えないけれども。男はみんなばかみたい。女もみんなばかみたい。あ、そうか。人間はみんなばかみたいなのか。でもそれを分かっていつつしかもそれをいとおしいと思っていつつ書いてるんだなきっとなどと勝手に納得してしまいました今。川上弘美の書く文章は好きだ。
つめたく
こごえた
あなたの
てとあし
あなたの
かみのけ
あなたの
ほっぺた
あなたの
こころも
あたため
たいんだ
あたため
たいんだ
あたため
ているう
ちぼくの
こころも
あたたま
るんだよ
ほんとだ
よきっと
だよだか
らぼくに
くるませ
ておくれ
こごえた
あなたの
てとあし
あなたの
かみのけ
あなたの
ほっぺた
あなたの
こころも
あたため
たいんだ
あたため
たいんだ
あたため
ているう
ちぼくの
こころも
あたたま
るんだよ
ほんとだ
よきっと
だよだか
らぼくに
くるませ
ておくれ