秋華賞に挑んだステーゴールドの娘・アイスフォーリス。
10番人気という低評価でした。
結果的に、それより低い着順(15着)に終わりました。
原因ははっきりしています。
予想だにしなかった、スローで上がりの勝負。
これに尽きます。
アイスフォーリスとしては、
淀みない早いペースで展開する中、先行集団に入りついて行き、
後ろから来る馬になし崩し的に足を使わせ、
スタミナを生かして粘り込む・・・・と言うのが理想でした。
瞬発力勝負になれば、前で競馬した事は不利ですし、
そこまでのスピードは正直ありませんから。
オークスのように骨身を削るような展開なら違ったはずなんですが・・・。
これも競馬、仕方ありませんね。
オルフェーヴル、次はどのレースを走るんでしょうね。
10日に無事帰国して、今は検疫の真っ最中。
メディアが伝える話だと、元気で順調だと言う事。
あれだけ激しいレースをして、それでいて元気いっぱいって。
・・・やっぱり、凱旋門賞は本気を出してなかったのかもしれませんね。
本気を出してなかった。
いや、もちろん、ゴール前300mまではやる気満々で走っていたと思いますよ。
でも、あの斜行を始めた残り200m。
あそこからは、おそらく遊んで走っていたと思われます。
昨夜、関西テレビで放送された特番を見て、尚更深く思ったのですが、
オルフェーヴルの斜行癖にはちゃんと条件があるのではないかと。
スミヨンが言ってました。
先頭に立つと、レースが終わったと思ってラチや馬に寄りかかって行く、と。
池添も阪神大賞典後に同じような事を言ってました。
ナムラクレセントを追い抜いて先頭に立った3角、
レースが終わったと思い外ラチへ向けて走りそうな感じだったと。
菊花賞後に池添を振り落とした時も外ラチへ向けて突進。
菊花賞のレース中だってそう。
先頭に立ってから思いっ切りインに切れ込んでいます。
ダービーの時もそうですね。
あ、新馬戦の時もだな。
え?皐月賞の時もか??
宝塚記念もそう。
とにかく、右回りだろうが、左回りだろうが、
先頭に立つと(本気で)走る気を失くして斜行する。
これが、オルフェーヴル。
仮の話をして申し訳ないのですが、
オルフェーヴルが凱旋門賞の直線、
もし、あと100mの地点でソレミアに追い抜かれていたら…。
きっと、また競馬に戻って差し返そうとしていたでしょう。
オルフェーヴルがゴール前で内ラチに激突したシーン。
あの時の顔、見ましたか?
『えっ!?なんでこいつが来てるの?レース終わったんじゃないの?』
・・・的な顔をしてましたよ(^_^;)
レースが続いていた事に驚いてヨレたようにも見えました。
もしかしたら、重くて濡れた馬場に足を取られて、
苦しくなってヨレたのではないか、そう思っていましたが、
それは、きっと違う。
岡部さんもスミヨンも同じような事を言ってました。
『オルフェは賢いから、凄く冷静にレースをしている。
だから、先頭に立つ事がレースの終わりだと解っている』と。
自分でレースを終わらせてしまう癖。。。。
これって、教えて改善できるものなんでしょうか?
賢い馬ならすぐに覚えてくれそうなものなんでしょうが・・・。
馬が賢い・・・と言うのは、
『ずる賢い』と言う意味なんでしょうか・・・?
まぁ、これが正解だとして、結果(2着)が変わる訳ではないんですけどね。
全力を出し切っての結果ではない、と言うところが重要なんですよ。
その全力を、どうすれば引き出せるのか・・・。
悩ましいところですが、
そんなところもオルフェーヴルの魅力なんでしょうね。
さぁ、今週はゴールドシップの菊花賞。
もう何も不安はありません。
その日を、無事に迎えてくれるだけで十分です。
そうすれば、結果はついてくるでしょう。
2冠馬誕生へ。
ゴールドシップが2つ目のゴールドを目指して航海に出る。