なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

今頃わかったよオルフェーヴルの事

2012年10月15日 21時25分09秒 | 競馬

秋華賞に挑んだステーゴールドの娘・アイスフォーリス。

10番人気という低評価でした。

結果的に、それより低い着順(15着)に終わりました。

原因ははっきりしています。

予想だにしなかった、スローで上がりの勝負。

これに尽きます。

アイスフォーリスとしては、

淀みない早いペースで展開する中、先行集団に入りついて行き、

後ろから来る馬になし崩し的に足を使わせ、

スタミナを生かして粘り込む・・・・と言うのが理想でした。

 

瞬発力勝負になれば、前で競馬した事は不利ですし、

そこまでのスピードは正直ありませんから。

オークスのように骨身を削るような展開なら違ったはずなんですが・・・。

これも競馬、仕方ありませんね。

 

 

オルフェーヴル、次はどのレースを走るんでしょうね。

10日に無事帰国して、今は検疫の真っ最中。

メディアが伝える話だと、元気で順調だと言う事。

あれだけ激しいレースをして、それでいて元気いっぱいって。

・・・やっぱり、凱旋門賞は本気を出してなかったのかもしれませんね。

 

本気を出してなかった。

いや、もちろん、ゴール前300mまではやる気満々で走っていたと思いますよ。

でも、あの斜行を始めた残り200m。

あそこからは、おそらく遊んで走っていたと思われます。

 

昨夜、関西テレビで放送された特番を見て、尚更深く思ったのですが、

オルフェーヴルの斜行癖にはちゃんと条件があるのではないかと。

 

スミヨンが言ってました。

先頭に立つと、レースが終わったと思ってラチや馬に寄りかかって行く、と。

池添も阪神大賞典後に同じような事を言ってました。

ナムラクレセントを追い抜いて先頭に立った3角、

レースが終わったと思い外ラチへ向けて走りそうな感じだったと。

 

菊花賞後に池添を振り落とした時も外ラチへ向けて突進。

菊花賞のレース中だってそう。

先頭に立ってから思いっ切りインに切れ込んでいます。

ダービーの時もそうですね。

あ、新馬戦の時もだな。

え?皐月賞の時もか??

宝塚記念もそう。

 

とにかく、右回りだろうが、左回りだろうが、

先頭に立つと(本気で)走る気を失くして斜行する。

 

これが、オルフェーヴル。

 

仮の話をして申し訳ないのですが、

オルフェーヴルが凱旋門賞の直線、

もし、あと100mの地点でソレミアに追い抜かれていたら…。

きっと、また競馬に戻って差し返そうとしていたでしょう。

オルフェーヴルがゴール前で内ラチに激突したシーン。

あの時の顔、見ましたか?

 

『えっ!?なんでこいつが来てるの?レース終わったんじゃないの?』

 

・・・的な顔をしてましたよ(^_^;)

レースが続いていた事に驚いてヨレたようにも見えました。

 

もしかしたら、重くて濡れた馬場に足を取られて、

苦しくなってヨレたのではないか、そう思っていましたが、

それは、きっと違う。

 

岡部さんもスミヨンも同じような事を言ってました。

『オルフェは賢いから、凄く冷静にレースをしている。

だから、先頭に立つ事がレースの終わりだと解っている』と。

 

自分でレースを終わらせてしまう癖。。。。

これって、教えて改善できるものなんでしょうか?

賢い馬ならすぐに覚えてくれそうなものなんでしょうが・・・。

馬が賢い・・・と言うのは、

『ずる賢い』と言う意味なんでしょうか・・・?

 

まぁ、これが正解だとして、結果(2着)が変わる訳ではないんですけどね。

全力を出し切っての結果ではない、と言うところが重要なんですよ。

その全力を、どうすれば引き出せるのか・・・。

 

悩ましいところですが、

そんなところもオルフェーヴルの魅力なんでしょうね。

 

 

さぁ、今週はゴールドシップの菊花賞。

もう何も不安はありません。

その日を、無事に迎えてくれるだけで十分です。

そうすれば、結果はついてくるでしょう。

 

2冠馬誕生へ。

ゴールドシップが2つ目のゴールドを目指して航海に出る。

 

コメント
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