定年退職をしてからというもの、家にこもりっきりの父が
ようやく友達と遊ぶ事を覚えた。
同窓会で再会した仲間が、わざわざ電話をくれて誘ってくれたのだと言う。
今日はカラオケに行ってきたことを嬉しそうに母に報告していました。
集まる仲間の人数だけ、66年分の人生があり、
話は尽きないらしい。
地元を離れてしまうとそんな付き合いもないだろうけど
遠くに引っ越すこともなく、
知り合いが多いというのは、本当にありがたいと思う。
テレビのリモコンを1日中握りしめて離さない父を見て
このまま老いて、ボケてしまうのかとヒヤヒヤしたけど
これからは旅行に行ったり、コーヒーを飲みながらおしゃべりをしたりと
予定はいくつか決まっているようで、しばらく大丈夫そうです