Una bella macchina

2台のイタリアンGTの出来事。それからファミリーの面白日記も書いていきます。

新どっちが良いか?(4)

2011年07月30日 19時26分26秒 | MASERATI 3200GT
Ciao a tutti
暑い日が続きますが、皆様お元気でしょうか。
久しぶりのどっちが良いかです。今まで3200GTとSpyder90の違いは、ほぼ外回りの事だけを述べてきましたが、今日はそのテイストと真実に迫りたいと思う・・。

二つのモデルの間には、6~7年の年齢差がある。その間にあった出来事言えば・・、最後のDe Tomasoの血が混じった3200GTと、完璧なるFerrari傘下であったSpyderは、外側だけ同じだが、中身は全く別物と言えるのだ。その心臓部であるエンジンは3200GT・・、De Tomasoの全ての思いが詰まったV8ツインターボは、まさにShamalの魂をそのまま鮮明に、さらに危ない世界と隣り合わせの加速感は、とても市街地ではその性能は100%発揮できない。あまりに軽すぎるアクセルペダルと、スタート時点で生まれる強大なトルクは強烈な加速感を味わえるのだ。


対するノバンタンニ・・、今までのDe Tomasoを完全否定した環境で生まれたV8ノーマルアスピレーションのエンジンは、3200GTに比べて20馬力UPしているのだが、その感覚はノバンタンニのアクセルペダルを踏んだだけでは全く判らない・・・・。それほどV8ノーマルアスピレーションのノバンタンニは、アクセルペダルにダイレクトに反応するのだが、加速フィーリングに刺激が無いのだ・・・。


高速で加速する3200GTは、まさにこのマシンの独壇場でありターボ利かせたエンジンは思いもよらない静かなスムーズネス、対するノバンタンニの「気がつけば超高速レンジに突入・・・」は、さらに安定した加速フィールを生み、自然そのものである。作られた加速フィールとナチュラルテイストのパワーを秘めた加速フィール。どちらが本物のMaseratiかと言えば甲乙つけがたい・・。GTカー的走り(大陸間を移動する)を期待するのであれば、もしかしたら完全なるフロントエンジンであり、フロントヘビーの重量配分である3200GTに、その傾向はあるかもしれない・・・・。
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