nauhts の山歩き記

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乗 鞍 岳 (3026m) ⑤ 春スキー  ( 三本滝 )

2016年04月26日 | 北アルプス・立山
2016年4月26日(火)
今年の春は異様に暖かく、初夏のような陽気が続いている。
しかし丸1日スカッと晴れる日は少なく、黄砂の影響もあるのか、霞んでいる日が多い。
明日からGW初日に掛けて天気が崩れ、今日は久しぶりの快晴だというので出掛けることに。
火打山も行きたいが笹ヶ峰までの道路が、明日にならないと冬季閉鎖が解除されずに通れない。

乗鞍エコーラインは、15日に三本滝まで開通しており、位ヶ原までは春山バスも運行されている。
バスは費用と時間が自由にならないので使わないが、ツアーコースが使える内でないと厳しい。
昨年5月14日の春スキーでは、もうかなり融けていたので、GW前の方が良いだろう。
今年2月25日に挑戦したが寒さと強風で撤退、今年の雪は麓は少ないが、山頂付近は平年並みだという。

予定より早めに目が覚めたので、3時50分自宅出発。何時ものルートで現地6時10分着、約112km
駐車場には5台ほど停まっている。準備を済ませ6時30分、かもしかゲレンデを歩いて登り始める。
10分もしない内に暑くなり1枚脱ぐ。25分ほどでゲレンデトップ、ツアーコース入口へ向かう。
雪がない笹薮の中を少し進み、雪のコースへ出たところで小休止し、アイゼン装着。

喘ぎながら急坂を登る。辛うじて雪は残っているが、GWまでには一部雪切れになるだろう。
ツアーコースはまだ大丈夫だが、かなり荒れているので、下りの滑降は大変そう。
1時間45分ほどで、ツアーコース終点の位ヶ原分岐。ここで暫し休憩。
坂を上がると一面雪景色、一部ハイマツが出初めているが、何処から登るか暫し迷う。

2月の撤退場所から、肩の小屋方面から登るか迷いながらも、今の時期しか登れない直登コースへ挑戦。
一旦腰を下ろして休憩後、剣が峰頂上を目指すが、流石に急坂でかなりきつい。
息切れでハァハァ立ち止まり休憩多数。途中で1回、左大腿が攣り、苦痛を我慢しながらなだめ。
三本滝駐車場から約4時間25分、やっと乗鞍岳頂上剣が峰(3026m)に登頂。

遠望はちょっと霞んでいるが、素晴らしい眺望に満足。 苦労して登った甲斐があった。
軽く昼食を済ませ、滑降準備で40分ほど休憩。 どのコースを滑り下りるか迷いながら、
前回と同じく蚕玉岳(こだまだけ)から滑降、まだ時間が早いので、大雪渓側からもう1度登ることに。
今度は板にシールとクランポン装着で、約1時間で再び剣が峰へ登り返す。

頂上では先ほど1回目にシャッターを押して頂いた方と再び再会。 彼も2回目の登頂だった。
再び記念撮影後、今度は剣が峰コースを滑降下山。ショートスキーと革靴ながら、意外と良い感じで滑れる。
アッというまに道路側まで降りてしまい、勿体ない感じがするが仕方ない。後はツアーコースへ向かう。
荒れたツアーコースは、ショートスキーと革靴では結構厳しいが、何とか滑り降りることが出来た。

朝には繋がっていた急坂も、午後にはもう殆ど切れており、明日は板を外さないと無理だろう。
ツアーコース下で板を片付け背負い、ゲレンデを歩いて下る。
往復約7時間40分ほど、14時10分無事に三本滝駐車場の車へ戻る。コーヒーを飲みながら片付け。
14時40分現地発、同じ道を戻るが往路より25分ほど余計に掛かり、17時25分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 三本滝 ~ ツアーコース入口
 ツアーコース ~ 直登コース下
 直登コース下 ~ 剣が峰 ~ ドロップ ~ 大雪渓
 大雪渓 ~ クライムアップ ~ 剣が峰 ~ ドロップ ~ エコーライン道路
 エコーライン道路 ~ ツアーコース ~ 三本滝駐車場

 



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