「意味がなければスイングはない」村上春樹 2005文芸春秋
たぶん、「レトロ趣味」なんでしょうね。
本人も自覚しているような雰囲気があるし。
でも、「それだけじゃないよ」と、スガシカオなんてのもちょっと入れてみるわけですね。
スガシカオと言えば、「テガミバチ(アニメ)」のテーマソングもいい感じですね。ね?
まあ、当然と言えば当然なのですが、タイトルだけだとヤクルト選手の話かと思うわけです。村上春樹氏がヤクルトファンだと言う事ですので。ま、そうじゃなくて、デューク・エリントンとかいう方の「スイングがなければ意味はない」をもじったそうです。なーんだ、そっちのスイングか~
一番最初の「シダー・ウォルトン」で折れそうになりましたよ。だって、雑誌読者を意識した音楽批評なんですもの~読んでいてつらい、興味ないもん。でも、社会情勢との絡みなんかが出てくると、だんだん物語っぽくなって読みやすくなってくるんですね。音楽に全然興味がなくても最後まで何とか読めましたよ。