「1Q84 BOOK3<10月-12月>」村上春樹 2010新潮社
そこは世界でただ一つの退屈な場所だった。
感情移入を拒まれる作品。
「月なんて図書館で調べろよ」と思ったじゃないですか。BOOK3の中ではちゃんと(ちゃんと?)『彼はその情報をほかの誰かと共有することを許されていないのかもしれない』なんてことで、『月が許さない』『それは内緒よ』ということらしい。『それは知っちゃいけない、調べちゃいけない、言わない約束』ってことなのだ。・・・えーっ!!!最低限図書館で文献的には一つであることを確認しろよ!その上で、二つ目の月はほかの人に話すなにすれば納得するけどね。なんでもあいまいにしておきたい作者の態度なんだろうな。
読むのに時間がかかったが、ちゃんと(?)読み終わった。
牛河がいなければ読むのを止めていたかも。