放射能を正しく理解するために(PDF)4月28日版
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放射能を正しく理解するために(PDF)6月24日版
心配する方がためにならないという部分を強化してあります。
そのために7ページ増
残念ながら、原発安全神話の延長に過ぎません。
嘘は書かないけれど、ごまかして安全に見せかける。
これのどこが『正しい理解』になるのだろう・・・
先生たちに「わかっていますね?」と圧力をかけているのか
『安定な物質になると、これ以上放射線は出しません』と2ページ目。嘘はついていません。不要な情報とも思えません。でも、安定な物質になる時間は、数百年とか何万年とかいうことは同じページに載せない。これは先生たちがそのまま生徒に教えるときに使えるように作ってあるから。子どもたちを怖がらせずに『安全』を教え込むために作られたものだから。でも、心ある先生はきちんと教えるでしょう。また、3ページで気付く子供たちもいるでしょう。そこに半減期というものを見つけるから。でも、気付くでしょうか。半減期30年というのは、100年後でも10分の1にしか減らないのですよ。先生はどう教えるのでしょうか。
4ページ『過剰な対策は、生活に支障をきたしたり、偏見を生み出したり』
これも正しいが、どこからが過剰になるのか、また対策が不十分だとどうなるのかを教えなければバランスが取れないだろう。
5ページ『内部被爆』「注意が必要」「そのうちに排出」
間違っていませんね。でも、外部被爆ではすぐに除去できますが、内部被曝はそのまま排出するまで放射線を浴び続けることになります。その危険性の説明は先生任せなのですね。
6ページ
収束していないことは明らかでしょう。前提が狂っています。更に、それを子どもに当てはめていいとも言っていません。子どもの健康や安全よりも自分の都合を優先する一部の心無い大人が、勝手にそう判断しているだけです。
つまり、書いてある事柄に嘘はないが、それは的外れなのだ。ごまかしている。これはさすがに嘘をついているといってもいいレベルだろう。
そして、すぐ前のページに書かれている内部被爆が記されていない。つまり、ここにある数字はその前提が正しいとしても外部被爆と内部被爆の総計であるはずだ。
7ページで『毎時3.8マイクロシーベルト以上の区域』という表記が出てくる。
区域ごとの放射線量の影響は外部被爆だけのはずだ。内部被爆は想定されていないらしい。つまり、また『想定外』なのだろうか。どんな専門家が判断をしていることやら。
8ページ・・・内部被爆を計算に入れず、『3.8マイクロシーベルト未満の区域』では普通に生活をしていいと。先生、涙目だろ。
9ページ『放射線、放射能は感染しません』「レントゲン写真を撮った後、私たちの体から放射線は出てきません」
その通りです。しかし、そのすぐ下に書いてある文章でやはり気付くでしょう。内部被爆している人の体からは放射線が出てきます。近くの人に影響を及ぼすほどではないけれど。これは先生として子どもたちに教えるのは大変だ。突っ込みどころ満載じゃないですか。頭のいい子どもは逆に怯えてしまいますよ。
また、『3月17日以降、放射性物質の大量放出はありません』
つまり、その前にはあった、また、大量ではないが放出は続いているという事実、これも先生は説明をしないといけなくなるな。一部の子どもには政府の対応の拙さまで話さないといけないかも。(体内からほとんど排出されているというが、継続的に取り込んでいることはどうなるのか。また、ストロンチウムを初期に摂取してしまっていたら骨に溜まっているぞ)
10ページ『確率的影響と確定的影響』
確定的影響では250mSvは弱い放射線らしい。
11ページ『遺伝的影響は見られたことがない』・・・そうなのか?ほんとうにそうなのか?たぶんそうなんだろう。
『100mSvで0.5%程度の発ガン確立上昇』
これはすごい数字だと気付かないのかな。
12~19ページ『チェルノブイリだって大したことない安心しろ、不安によるストレスの方が問題だ』
ああ、これが教育現場の皆様への肝ですね。
・・・いやいや、先生方はこれを見せられてストレスが溜まっただろうな・・・
20~23ページ資料
24ページ~保護者向け資料
内部被爆を計算しない施設利用基準を出しながら、「内部被爆しないように」注意を呼びかける不思議。保護者向け資料は現実的なアドバイスが載っていますが、やはり国の基準と対策がそこに書かれている内容と矛盾していることを感じさせます。