「名前探しの放課後」辻村深月 2007講談社
『メフィスト』2007年05月号~2008年01月号、大幅加筆修正
自殺する誰かを救うべく行動。
第8章でほぼ解決になっているのに、残りページがあまりにも多い!
『自殺』ではなく『殺人』になってしまうのか、それともほかの人間が自殺するように変わってしまうのか~、または自殺が先送りになっただけなのでは~なんて思ったが。
本当に好きな人が3か月後に死んでしまうとしたら。
本当に好きな人はだれなのか。
タイムスリップ、その正体は「ぼくのメジャースプーン」あああ!
だからこいつが主人公なのか。
まあね、いじめの部分はちょっと納得いかないネタばらしだが、やはり今回も『そう来るか!』とやられた感。でも、それぞれの立場でのやりとりがその結末だとなんか騙された感が否めない。ってか、みんな演技がうますぎ。ちょっとおかしなところがないか読み直したくなるよね。あすなといつか以外の人間の反応と行動と考えを。まあ、そこの整合性のために大幅加筆修正をしたんじゃないだろうか。ならば、たぶん読み直しても納得するだろう。
ってか、おじいちゃんとお別れしたんじゃなかったのかい!「ごめん」じゃなくて「ありがとう」ってちゃんと言ったのに!!!
国鉄が「国、金、失う」ならば、鉄道は「金を失う道」だな。なんとなく納得。はは。