「バラカ」桐野夏生 2016集英社
『小説すばる』2011年8月号~2016年5月号、加筆修正
「男vs女」はやがて「原発推進vs原発反対」へ
この日本では福島第一原発の1~4号機がすべて爆発、80㎞圏の避難と首都移転。大阪オリンピック。
ドバイで子供を買ってきたが自分が妊娠すると、懐かないバラカを疎んじる。そんな女は悪魔のような男にだまされた挙句に津波に飲まれる。
バラカは人の手を転々と渡り、利用され。
バラカ(ミカ)の父親は妻と子供を探し続け~
で、幼いバラカが口にした『マンイ』って結局何だったんだろう?
バラカは甲状腺全摘出と副甲状腺も切除、手術後も(生涯?)薬を飲み続けなければならない。
この本は「ボラード病」と並べて置きたい。
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