「儚い羊たちの祝宴」米澤穂信 2008新潮社
『小説新潮』2007年06月号、2008年01月号、02月号
『Story Seller』2008 spring(『小説新潮』2008年05月号別冊)
+書下ろし「儚い羊たちの晩餐」
バベルの会、蓼沼、アミルスタン羊
3年連続の口実作り(眠りへの怖れ)
赤い手は誰の手?気付かないふりをして死後の告発
付き人の見えない友情?
真ん中の「山荘秘聞」は、力の抜ける裏切り。
この本は好きだわ。どれもすごいよ。
特に「玉野五十鈴の誉れ」「儚い羊たちの晩餐」
ジーヴスってのは何者かわからなかった。
イズレイル・ガウは「ブラウン神父の童心」の中の「イズレイル・ガウの誉れ」に登場するそうだ。
マーヴィン・バンターは、ピーター・ウィムジイ卿の従僕だそうだ。
この本を喜ぶような人間には、その中にバベルの会を必要とする者がかなりいるに違いない。
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