20日、「多くの人が困っているときに祭りどころじゃねーだろう!」と、
いちはやく、今年の浅草「三社祭」の開催中止が決定した
浅草っ子にとって“三社祭”は1年のなかでもとびきり特別な行事
それはよく「正月」に例えられる
「盆暮れにも顔を出さない連中でも、三社祭には必ず帰ってくる!」
これは、博多の“山笠”や岸和田の“だんじり”にも共通することで
もういくつ寝るとお正月ではなく「祭り」なのである
その待ちに待った祭りの中止をいち早く決断された関係者の心意気
心意気ってーのは、ぐずぐずせず、パーン!と決断すること
そして、大好きなものを我慢することこそが心意気ってーもんだ
さて、気が早いが、毎年5月に斎行され浅草に初夏を告げる三社祭
その起源は正和元年(1312年)に遡る
つまり、来る平成24年(2012年)には三社祭斎行700年という記念すべき
佳節の年なのである
一年後、誰しもが笑顔で「祭り」ができるよう、一時、好きなものを
“じーっと”我慢することが必要かもしれない
震災以降、こんなハマの美しいトワイライトを見る余裕すらなかった
こんなときこそ冷静に、心に余裕をもって日々を過ごすしかない
頑張っていればいつか必ず日が射してくるから・・・