濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

日本人の品格

2015年05月22日 | ひとりごと・・

今年、戦後70年を迎える日本、お茶の水女子大の藤原名誉教授はこう警鐘している
「廃墟からみごとな復興を遂げた日本、しかし、バブル崩壊後は“カネが全て”の
社会になってしまった」と、

さて、中学生リンチ殺人事件、15歳のドローン小僧をはじめ、少年による、理解不能な
凶悪犯罪が後を絶たない・・・

こうした事件がおきるたび、「親の顔を見てみたい」「親はどんな教育をしてるのか」と、
つい口に出してしまう

オイラが誕生した1960年代以降、日本は急速に経済成長を成し遂げる
物心がついたころ、敗戦国だった日本は、世界に誇る経済大国となっていった

戦後、目的を失った日本人は、経済成長のためがむしゃらになって働いた!
そして、成長のためなら!と、公害もやむなし!ある意味「なんでもあり」だった

しかし、成長と引き換えに失ったのが“美的感受性”だと言われている
その原因は「アメリカ文化」だった。そのアメリカ文化が徐々に日本人の心を蝕んだ

アメリカでは、「この世にはカネしかない」というドラスティックな考え方は当たり前!
しかし、日本人は違う。高度経済成長の中でも「カネより大事なものがある」と思っていた
なぜなら、戦前の「日本人の品格」というものが染みついていたからだ

例えばイジメ、イジメは昔からある。しかし陰湿なイジメなどなかった
それは、「卑怯」という言葉がそれ以上の行動を制したからだ

卑怯!卑怯者!と呼ばれることは、人間として最低であり、最も恥ずかしいことだった
イジメでは、度を超えると「そのぐらいで勘弁してやれよ」「それ以上やるのは卑怯だ」と、
言ったし、言われたりもした記憶がある

オイラをはじめ、経済成長の頃のガキの親といえば、戦前・戦中に教育を受けた人たちだ
彼らの中には、まだ武士道の精神(日本人の品格)が生きていたはず

現在、最優先されるのは「カネ」、カネ、カネ、カネ・・・
そりゃ~~ないよりはあったほうがいいけどね
だからといって、カネには代えられない大切なもの!って、あるんじゃないの?

綺麗ごとだけじゃ生きていけない
確かに、物質的な豊かさ、経済的な豊かさも必要・・・・

だけども、DeNAの活躍を見て「よし、明日も頑張ろう!」と、言ってるほうが
よっぽど日本のためになると思う

今日の先発はどすこい!
山口っ!!今日こそは白星をつけてくれっ!!!!!頼んだぞっ!!!!

首位の風格

2015年05月22日 | ひとりごと・・

5月になると、一重咲きや八重咲き、花芯が見えないほど花びらが重なる千重咲き、
また、赤、黄、白などの豪華で鮮やかな花といえば「牡丹」

牡丹の花言葉は「王者の風格」
百獣の王はライオン。同じように、牡丹は、百花の王!と称されている
その称号は、花びらを幾重にも重ねた大きく品位のある花に対して与えられた

さて、近ごろは1点差という、最後まで手に汗を握る好ゲームが多い
昨日、DeNAはヤクルトとの延長戦の結果「サヨナラ負け」

しかし、2位の巨人も1点差で負けたため、ゲーム差は「3」のまま
そのため、来週から始まる交流戦を前に、今日からの阪神3連戦で全敗しても
首位の座は変わらないことが確定した!!これは快挙!!

そのため、ちかごろは「首位としての風格」がチーム全体に漂っている!
こうした変化はスポーツ紙の見出しにも表れている
「DeNA連敗!」「DeNA連敗脱出!!」

いったい、どれだけ連敗したか?と記事を読めば、
たったの2連敗!去年まで、2連敗や3連敗など記事にもならなかった

ところが、今年は2連敗で「DeNA連敗!」と1面で取り上げられる
ある意味、これは、DeNAが首位であることの「証」だ!



さて、百花の王という称号を授かった「牡丹」、その理由は品位のある花だから
同じように、首位に立つDeNAの選手には独特の品位を感じる

現役最高齢の番長を筆頭に、どちらかといえば寡黙でシャイな選手が多い
また、仕事(野球)に取組む姿勢は謙虚であり、常に前向きである
ちやほやされ、勘違いしている某球団選手とは大違い・・・

どれだけ活躍しようと、結果をだそうと、驕ることなく、さらに研鑚を重ねる
特に、今年のポジション争いは「下剋上」、わずかなチャンスをけして逃せない!
経験、年齢に関係なく誰もが必死!少しでも手を抜けばそれまで・・・

オイラをはじめとするベイファンは「山口ガンバレ!」「筒香が打った!」と、
日々「一喜一憂」しているけど、選手はそうじゃない!

これまで重ねてきた鍛錬の結果がでてきただけのことであり「当たり前」のこと
キヨシさんが蒔いた種から芽が出て、大輪の華を咲かせる選手が出てきたね!
今年、DeNAには、「首位(王者)の風格」が漂っている

横綱の品格

2015年05月22日 | ひとりごと・・

今、この国では「品格」は死語に近い。戦後日本は経済成長と引き換えに、
国を挙げて「品格」を捨ててきた・・
また、忍耐、誠実、慈愛、勇気、惻隠など、日本人の美徳の多くを失っている

先の春場所を最後に引退した立行司の木村庄之助
彼は記者会見でこう語った、
「軍配を迷ったことは一度もない。心残りは日本人横綱の一番を裁けなかったこと」

昨日、35回目の優勝と2度目の7連覇を狙う横綱の白鵬は大関・豪栄道と対戦、
大接戦のすえ、横綱は、豪栄道の逆転の首投げに2敗目を喫した
しかし、そのあとが問題だ。横綱はすぐに礼をせずその判定に不満の表情を浮かべた

栃若時代を築いた栃錦と若乃花、柏鵬時代の柏戸と大鵬。それぞれ横綱として威厳と
風格があり、それは神々しさすら感じさせるものだった

また、同時に、横綱としての地位に対する使命感、そして、緊張感が漂っていた
こうした「横綱の品格」とは、ある種、抑制の美しさといえるではないだろうか
なぜなら、相撲は、日本の神事から発祥した神聖な国技だからだ

なかには、大相撲に外国の方々を入れるからおかしなことになる!
という唱える方々もいるけど、オイラはそうは思わない!
白鵬をはじめ、ちかごろは、日本人より日本人らしい外国人も少なくない

それだけに、最近目にする横綱白鵬の言動は本当に残念でしかない
こうしたネタはマスコミの格好のネタ、すぐに上げ足をとられかねない
いまいちど、横綱として「抑制の美」を心に銘じてほしい