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ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

老い支度・・・。冬支度・・・。

2010-11-07 20:16:02 | 日常のこと
9月だったと思う。阪急電車のホームで門戸厄神の人形供養のポスターを見た。
11月19日だって。

ねこ吉の家には結婚祝いにもらった大きな日本人形があった。
75cm×45cm×42cmのガラスのケースに入った身長約55cmぐらいの人形だ。

あまりに大きかったので新婚当時の松戸の小さな借家には持って行けず、
たぬ吉の実家の床の間に置かせてもらっていた。
そのまま約14年預かってもらいっぱなし。

転勤で神戸に戻ってきたときには、人形は引越し荷物より早くマンションにやって来た。
狭い床の間の場所ふさぎで、預かったおばあちゃんも責任を感じていたんだと思う。

あの阪神大震災の激震にも、玄関の下駄箱の上で踏ん張り傷一つなく耐えたお人形は、
昨日の朝までねこ吉が寝ている和室に棚にあった。

ねこ吉ももうすぐ還暦を迎える。
家の中はいろいろなものが貯まって余計に狭い。
少しずつ身の回りを片付けて老い支度をしなくては・・・。
そう考えながら一歩が踏み出せずにいた。

人形供養の日も近づいてきた。金曜日に門戸厄神に電話して確認。

昨日の朝、人形をケースから出してあまり可愛がってあげなかったことを詫びて、
「ねこ吉の色々な災難を代わりに受け止めてくれて有難う。」とお礼を言って
顔をクッション材でくるんで、その上から不織布?で包んで特、特、特大の袋に入れて
家を出発!
小さなねこ吉が大きな袋に振り回されながら駅に向かう。

西宮北口で乗り換えて一つ、門戸厄神で降りた。
駅から表示板や矢印を見ながら、約10分。
門戸厄神に着いた。



住所と名前を書いて供養料を払い、人形の袋をお坊さんに渡した。

「さよなら・・・。」 センチメンタルになりながら・・・。

気がつけばお昼を過ぎていたので駅前で簡単にお昼を済まし、また電車に乗って帰って来た。
往きの大荷物に比べて、手持ち無沙汰なくらい小さなバック一つ・・・。

やろうと思っていたことを、やっと成し遂げたような・・・。ホッとした。

でも、心の中は何だか後ろめたく重かった。

家に帰った途端、疲れが出たのか堪らなくしんどかった。
空っぽのガラスケースを解体しようと思ったけど気力もなく、夕飯前まで寝てしまった。

今朝起きても、まだ昨日を引きずってるみたい。頭痛、肩こり・・・。

ベランダにガラスケースを出したものの、簡単に解体できるような代物ではなかった。
どうしたものか・・・。

やってくる冬に備えてホットカーペットを出して干そうと思ったけど、
どんよりしたお天気なので止めた。

気を取り直して袋詰めの餡子で御ぜんざいを作った。
お餅を焼いて入れて食べた。

今年のカレンダーも残り少ない。
早く冬支度をしなくては・・・。