パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

第3次冬期八ヶ岳遠征 天狗岳編

2015年01月08日 | 
前日の根石岳山荘では非常に楽しい宴となり翌朝はやや二日酔い。

本日は根石岳と最終ピークである天狗岳を登頂し下山の予定です。



天候は悪く、烈風。


烈風の中まずは根石岳登頂


一瞬ですが視界が開けました。

しばらく待ちましたが、その後は回復する様子がないので天狗岳東峰を目指します。


目指す天狗岳東峰

それにしても風が強いです。

しかも先行者がいないのでトレースもなく緊張します。

天狗岳は赤岳などに比べれば難しくないと聞きますがそれは晴天時の話で、一度荒れるとかなり手強いと感じました。

このあたりで息苦しくなりマスクを外してしまったのですが、しばらくしてあまりにも風が強く冷たいのでまた装着しました。

しかし、風で装着に時間が掛かり結局鼻と頬が軽い凍傷を負ってしまいます。

が、なんとか登頂。

しばらく待つとやっと晴れました。


久しぶりの青空


南八ヶ岳方面も見え始めました。


最後のピーク 西天狗岳


鞍部に降りると南八ヶ岳の峰々は完全に姿を見せていました。

赤岳や阿弥陀岳を遠くからみるのは初めてです。随分な距離を歩いてきたのですねえ。


振り返る東天狗岳


西天狗岳に取り付きます。

依然先行者は居らず、まだ誰も踏んでない白い山を登るのは非常に贅沢!

が、割と雪が深く膝ほどのラッセルとなり疲れます。


晴れても風はまだ強め


疲れたら絶景を楽しみます。


ようやく登頂!







最終日の最終ピークで晴天となり報われた気がします。


後は渋の湯に向けて下山開始。

時々振り返りながら段々と樹林の中へ消えてゆきます。











初めて登った天狗岳はとても良い山でした。

どうも双耳峰が好きみたいです。


この日のうちに帰ることもできたのですが、まだ福岡まで帰る気にはなれず渋御殿に1泊して翌日帰りました。

雪山の後の温泉はまさに極楽!

食事も美味しくてゆっくりとさせてもらいました。


今回もなかなか大変でしたが、得るものの多い旅となりました。




左半分が黒くただれた鼻も今では随分良くなっています。



終わり。










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第3次冬期八ヶ岳遠征 横岳縦走編

2015年01月08日 | 
大晦日は赤岳展望荘で振る舞い酒と年越しそばを頂き、翌朝元旦はおせちっぽい朝食を頂き正月気分を楽しみました。・

外へ出てみると天気は良く富士山も見えていました。


横岳


阿弥陀岳も見えました。

日の出まではまだ時間があるので身支度をして再度外へ出ると…

ガスってます…。


でも初日の出は拝みました。

天気はイマイチながら風がそこまで強くないので横岳縦走にチャレンジ!


難関横岳縦走スタート





昨晩が結構な吹雪だったためトレースがかなり消えています。

加えて今年は雪が多いため鎖も大半が埋まっています。

そして他に登山者はほとんど居らず、反対から縦走する人と2人すれ違っただけでした。

しかもその人たちのつけたトレースもすぐ風で消えてしまうようです。





その分良い勉強になりました。

1歩1歩確実に。

ピッケルを突きたて、しっかり効いたことを確認し片足を移動してアイゼンの前爪を蹴り込む。アイゼンが効いたことを確認しもう片方の脚を動かす。

こういった地味な作業を長時間緊張感をもって行うのがキモかと感じました。


あと、ちょっとしたギャップなどの下りが予想外に緊張します。

下ってしまうと、たったこんだけの落差だったのかと思ってしまうんですがね。



しかし、超えても超えても次の岩峰が現れますので疲れます。


やっと最高点の奥の院に到着


が、まだまだ難所は続くのです。

そして次の岩峰を超えてひょこっと顔を出すと…


カモシカがいました。

こちらに一蔑くれると、何もなかったかのように雪の下の草を喰んでいました。


カモシカと大同心


硫黄岳に向かう道が現れると横岳縦走も終了。

天候が回復しなかったのは残念ですが目標だった横岳をクリアしたのは嬉しいです。

自分にとっては脱・雪山初級の進級テストだったので。

いや、まだまだ初心者です。ハイ。


硫黄岳の爆裂火口が見えてきました。


硫黄岳山頂

ここから赤岳、横岳などを見晴らしたかったのですが今回も展望は無し。残念。


夏沢峠に向かい樹林帯に入ります。

夏沢峠から先はまだ足を踏み入れたことのない北八ヶ岳となります。

この日は根石岳山荘に泊まります。


一日中モノクロの世界でしたが、非常に内容の濃い一日でした。多くのことを学んだ気がします。


天狗岳編につづく。



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