祖母山
2017年06月08日 | 山
山に登り始めてずいぶんと経ちますが、この山の頂は踏んでいません。
日本百名山にも選ばれている名峰・祖母山。
地元福岡からだとやや遠く、山頂までの道のりも長いためなかなか行く機会がなかったのも理由の一つですが、九州に残しておいた「とっておき」の山でもあったわけです。
今回、満を持してそのとっておきの山に行ってきました。
尾平登山口からスタート
いきなりこの絶景ですからテンションも上がります!
まずは川のほうへ下り
吊り橋を渡ります。
美しい流れが出迎えてくれます。
登りは宮原コースをとります。
しばらくは緩やかな登りですが、段々と傾斜がきつくなってゆき本格的な登りとなります。
なかなかしんどい登りですが、
気持ちの良い緑の道が続き、あまり苦にはなりません。
もっと鬱蒼として暗い道を想像していたのですが、実際は明るくさわやかな登山道でした。
とにかく緑がまぶしく、美しい道です。
季節と天気が良かったのもあるとは思いますが、早くも気に入ってしまいます。
時折覗く岩の稜線も登高欲をそそります。
とはいえ、なかなかしんどい樹林帯を頑張って抜けると、馬の背と呼ばれる岩尾根に出て展望が開けます。
見下ろすと緑の海
そして目指す祖母山山頂部。
ここは深田久弥先輩が日本百名山の中でべた褒めした場所とのこと。
なるほど、これを見てあの熱のこもった文が生まれたのか。
さらに進んで九合目小屋で大休止。
少々張り切りすぎたのか太ももがぴくぴくしだしたので、足を休ませます。
トレーニング不足ですかな。
休憩後再出発。
すぐに山頂につきました。
祖母山初登頂!
古祖母につづく縦走路
さらに傾山に伸びる縦走路と障子岩尾根
阿蘇や九重はやや霞んでいましたが360°のスバラシイ展望を何度もぐるぐる回りながら楽しみました。
名残惜しいですが下山が残っていますので出発。
まだお楽しみが残っています。
それは天狗岩から望む祖母山!
よくガイドブックに載っているあの景色をこの目で見なくてはなりません。
下山路は黒金山尾根をとります。
山頂直下はかなりの急降下。
振り返る山頂
そして目指す天狗岩!
天狗岩に取付くと再び展望が開けます。
なかなかの高度感
痩せた岩場を渡り天狗岩に立つと…
ドーン!祖母山!
やっと見れました。
これで今回のイベントは終了。
後は長ーい下りが待っています。
空はもう夏の様相
振り返る天狗岩
原始の森の中、鳥の声などを励みに下りまくります。
やっと河原に出ました。
渓谷の散策路を通って登山口に無事帰還。
祖母山は想像していたよりずっと親しみやすい山でした。(決してラクという意味ではない)
もっと人を寄せ付けない閉ざされた場所と思い込んでいたのですが、実際はとてもオープンで愛されている山だと感じました。
今年の紅葉登山はタイミングが合えばここにしようかと考えています。
傾山にもまた登りたいし、縦走もいつかは挑戦したいし、この山域にはまだまだお楽しみが残っていそうです。