乗鞍岳を下山し松本市に戻ったのは夕方。
名古屋辺りまで行くこともできましたが、疲れたのでここで宿をとることにします。
初日に泊まったアルピコホテルに泊まることができました。
しばらく暖かい部屋の柔らかなベッドでゆっくりした後に、少し松本の街を散策しました。
初日にうろついたあたりが夜になるとどうなるか見てやろうと思ったのです。
昼間は文化的で品のある街でしたが、夜になると品のない人々も多く出てきてます。
まあ、ある意味親近感のある街に変貌するわけです。
とはいえ、神社の辺りなどは変わらず落ち着いた雰囲気でした。
年始だからかライトアップされてます。
カエル
客の方、なんか俺に似とるな。
そしてライトアップされていると噂の松本城に行きました。
おお…
ア・バオ・ア・ク―みたい。
この後はホテルに帰ります。
そういえば晩飯を食べてなかった、何か食べていこう。
今日はちょっとぐらい贅沢してもいいでしょう。
何喰いたい?俺よ、と心の声に耳を傾けると答えが返ってきました。
ペヤング…ペヤングが食いてえ…!
ペヤングかよ…
ペヤング買って帰りました。あとポテチも。
山ごもりのあとに食べたくなるのは大体こんなもんです。
冬の塩見岳から降りてきたときは、無性に吉牛が食べたくて特急が来るまでのわずかな間に牛丼大盛(卵ぶっかけ)を掻っ込んだっけ。
また、八ヶ岳の山小屋のオーナーに聞いた話ですが、山小屋スタッフへのお土産はマクドが効果的だそうです。
美しくも厳しい雪山に身を置くと、ジャンクでファストで俗世くさいものが恋しくなるのですな。
ホテルに帰りペヤングを貪りながら、TVで正月特番を観ます。
毎年言ってますが、この時間がすごく贅沢なんです。
俗世に生き、山に焦がれる。
山に入り、また俗世に帰る。
ずっとこんな自分であれたらと思います。