鱒淵の猫
2021年02月22日 | 猫
福智山登山の後、公衆トイレに寄った時のことです。
猫と出会いました。
随分強面ですが
寄ってきました。
耳と鼻は剥げてるし、片目はつぶれかけていますし、まあ汚い猫でしたが
かなり人懐っこいのです。
人間が大好きみたいで撫でるとすごく喜びます。
しかし、早くトイレ行きたいし、なんか汚いし、あまり熱心には触ってあげなかったんです。
用を足して車で帰路につくと、猫がまだいてこっちを期待に満ちた顔で見ています。
この日はこの後約束があったこともあり、じゃあなと素通りしたのですが…
その時の猫の顔が脳裏に焼き付いてしまいました。
え…行っちゃうの?といった表情。
その時は特に気にしてなかったのですが、時間がたつにつれ猫のことが気になって仕方なくなります。
写真ばかり撮ってないで、もっと撫でまわしてやれば良かったのではないか?
もう少しくらいヤツに時間を割いても良かったのではないか?
そもそも汚いから触らないなど、俺らしくなかったのではないか?
などとグルグルと頭の中を回るのであります。
1週間後に近くの山に登ったので、その猫を訪ねてみました。
今度は嫌というほど撫でまわしてやろうと。
しかし残念ながらいませんでした。
よって今も、夜冷え込んだりするとあの猫のことが頭をよぎるのです。
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