テツの部屋B

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国立科学博物館:魚類3

2016-10-23 | シーラカンス
国立科学博物館の魚類の化石コレクションの続き。


2-6、肉鰭類

シーラカンス・肺魚などの肉鰭類は、“腕”の先にヒレが生える点が特徴であり、腕が無く胸から直接ヒレが生じる他の魚と異なっている。骨の違いはこのページの図が分かりやすい。




エウステノプテロンまたはユーステノプテロン(Eusthenopteron foordi)。オステオレピス目。デボン紀。カナダ。

全長30~120cmで、体形は魚雷型。4足動物の祖先としてあまりにも有名であり、このような復元図を誰でも一度は見たことがあるはずだ。肺を持っていたとの記述も見かけるが、どのような化石証拠に基づいているのか不明。




エウステノプテロンの別標本。デボン紀。カナダ。




オステオレピス(Osteolepis macrolepidotus)。オステオレピス目。デボン紀。イギリス。

全長約20cmの小型の肉鰭類。復元図




スカウメナキア(Scaumenacia curta)。ハイギョ目。デボン紀。カナダ。

復元図。ハイギョ類とシーラカンス類のどちらが4足動物の祖に近いのか、論争になっていたらしい。現在はハイギョの方が有力のようだ。




マクロポーマ(Macropoma sp.)。シーラカンス目。白亜紀。レバノン。

金目鯛のようなシーラカンス。骨の詳細復元図




カリドスクトール(caridosuctor populosum)。シーラカンス目。石炭紀。アメリカ。

鮭のようなシーラカンス。骨の詳細復元図




コッコデルマ(Coccoderma nudum)。シーラカンス目。ジュラ紀。ドイツ。




アクセルロディクチュス(Axelrodichthys araripensis)。シーラカンス目。白亜紀。ブラジル。

口先の尖ったシーラカンス。復元図




アクセルロディクチュスの拡大写真。




マウソニア(Mausonia sp.)の頭骨。シーラカンス目。白亜紀。モロッコ。

巨大シーラカンス・マウソニア(全長約4m)の全身骨格は、春にスピノサウルスと一緒に展示されていた。復元図

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