さんぽみち今回は和歌山バスの主要ターミナル和歌山市駅です。
明治に開設され3代目にあたる和歌山市駅には、現在も南海電気鉄道とJR西日本が乗り入れています。
明治に開設され3代目にあたる和歌山市駅には、現在も南海電気鉄道とJR西日本が乗り入れています。
【写真】活気ある商店街を復活させるためのイベント「市駅夏まつり」
南海電鉄加太線は今こそ紀ノ川駅から分岐し東松江に向かっていますが、加太軽便鉄道として開業した時は、本線とは異なり駅から北に向かい紀ノ川を渡り北島、島橋の駅を通り東松江から加太に到達していました。
しかし紀ノ川橋梁が痛んだためメインルートから外れ細々と運行していましたが、やがて台風で橋梁が破損したため加太線は現在の紀ノ川駅ルートになりました。
現在は破損した紀ノ川橋梁を修復し河西橋として復旧していますが、ご覧のように新しいコンクリートの橋脚や傾いた古い橋脚を補強し、継ぎ接ぎだらけの姿となっています。
しかし紀ノ川橋梁が痛んだためメインルートから外れ細々と運行していましたが、やがて台風で橋梁が破損したため加太線は現在の紀ノ川駅ルートになりました。
現在は破損した紀ノ川橋梁を修復し河西橋として復旧していますが、ご覧のように新しいコンクリートの橋脚や傾いた古い橋脚を補強し、継ぎ接ぎだらけの姿となっています。
【写真】加太線の旧紀ノ川橋梁だった河西橋
JR西日本も今は短いホームが1本だけで、2両編成のワンマンカーが1時間に1~2本走るだけとなりましたが、かつては2本のホームと機関車付け替え用の機廻し線があり、最盛期には和歌山線、関西線を経由し東京駅まで直通の寝台急行列車「大和」や、通勤列車も紀勢線の亀山・新宮・紀伊田辺方面や和歌山線の王寺・五条方面からの蒸気機関車、ディーゼル機関車牽引の客車や気動車が乗り入れておりました。
【写真】現在はがらんとしてしまったJR(国鉄)のホーム
陸橋付近に今はほとんど使用されなくなった、南海と国鉄間の渡り線を利用し難波から白浜、新宮に向かう急行「きのくに」と国鉄の機関車に牽引された夜行列車「くろしお」や住友金属向けの貨物列車が運行されていました。
その上、駅前からは路面電車が海南、新和歌浦、東和歌山方面に、バスも市内各所に向け頻繁に走っており、今では考えられない程に朝夕のラッシュ時は乗換客でごった返し、付近の市駅前商店街にも活気がありました。
旧・加太線については南海北島支線http://www.eva.hi-ho.ne.jp/tsugita/special/kitajima/kitajima12.htmlをご覧ください。