大型連休を故郷や行楽地で過ごされた方も多いだろう。自動車やバスで高速道路を利用すると立ち寄りたくなるのがサービスエリアやパーキングエリア。お土産を買ったり、ご当地グルメを食べたりと、その土地のミニタウンのような存在で、時間さえ許せば経路にあるエリアを順々に巡りたくなる。
県内には紀ノ川、印南のサービスエリアと吉備湯浅パーキングエリアがある。本紙エリアの紀北地域にある紀ノ川サービスエリアは和歌山インターのすぐ近く。
紀ノ川サービスエリアは、上り線、下り線にそれぞれ施設を構えている。上り線のレストランでは南紀勝浦から直送の海鮮や、本格的な和歌山ラーメンを味わうことも。旅の安全を祈願し八咫烏のマークを付けた「餞(はなむけ)の門」は記念撮影のスポットとしても親しまれている。
下り線では、新日本三大夜景百選に選ばれた夜景のスポットが用意され和歌山平野を一望できる。また、愛犬と遊べるドッグランが設置されるなど、それぞれ利用者の旅を盛り上げる仕掛けがされている。
特産品の販売も豊富。筆者は同エリアで限定販売されている「紀ノ川の恵みロール」がお気に入り。地元で収穫された不知火(しらぬい)を使い、和歌山らしい柑橘の風味が広がる逸品。
【写真】紀ノ川SAで限定販売されている「紀ノ川の恵みロール」
同エリアは私たちにとって旅の発着地点となることが多いため、利用シーンは少ないかもしれないが、和歌山の魅力を満載したプレミアムな空間。時間が許せばぜひ立ち寄ってみて欲しい。
(次田尚弘/和歌山)