ドラマで、「動物」を扱う場合、しばしば揉める事がある。つまり、「制作」が用意するものか、「美術」が用意するものかで揉めるのである。そこで、僕達がドラマを大阪でやっていた時はルールを作った。二本足の生き物は「美術」が用意。例えば、ニワトリとか鳥関係である。四本足は「制作」。これは犬とか猫とか、馬もそうである。じゃあ、傷ついたという設定の三本足で歩く犬は・・・となったのだが、幸いにもそんなシーンは出て来なかった。
父は松本清張が好きで、作品の多くを「カッパノベルス」で持っていた。父の読んだ「Dの複合」とか・・・大人の本を読み出したのは、「カッパノベルス」からかも知れない。赤川次郎の書き下ろし、「三毛猫ホームズの推理」を高三の時読んで、愕然としたのも、「カッパノベルス」だった。だから、「カッパノベルス」は僕にとって「大人の象徴」だった。今、たくさんのノベルスが出て、何か、元気が無いけれど、ドカーンと面白い書き下ろし小説を「カッパノベルス」から出して欲しい。
自分が「鬱」っぽくなった原因の一つに、テレビでライブで9.11のテロを見てしまったという事があるのではないかと思います。一緒に仕事をした女優のMさんが「ジャングルTV」に出るというので見ていたら、急に筑紫哲也に変わって、後は各局報道特番です。二機目が突っ込むのONタイムで見たし、世界貿易センタービルが崩れていくのも見ました。僕は21年前、あのビルの屋上まで観光で上った事があったので、心が震えました。CXのアナウンサーは完全に「頭の中が真っ白状態」で、全然番組を仕切れていないのが印象的でした。
それにしても、「TBSは死んだ」と「オウムのビデオ」事件の時、放送で言った筑紫哲也が今だにTBSのニュースをやっていていいんでしょうか。最近、「かつ舌」も悪いし。人間、引き際が肝心だと思います。それを許しているTBSも「いかがなものか」と思うけど。多分、「誰が鈴をつけるか?」という事で、ズルズル来ている様な気がします。キャスターは「公人」なので、実名を出しました。あくまで僕の私見ですから。
それにしても、「TBSは死んだ」と「オウムのビデオ」事件の時、放送で言った筑紫哲也が今だにTBSのニュースをやっていていいんでしょうか。最近、「かつ舌」も悪いし。人間、引き際が肝心だと思います。それを許しているTBSも「いかがなものか」と思うけど。多分、「誰が鈴をつけるか?」という事で、ズルズル来ている様な気がします。キャスターは「公人」なので、実名を出しました。あくまで僕の私見ですから。
基本的に、僕は「自分で服を買いません」。理由は簡単。一つは服に関するセンスが全く無い事、そしてそれを服売り場の店員に悟られるのが嫌な事です。もちろん、服より、本や映画や薬に興味があるので、服を買いに行くのが邪魔くさいという事もあるのですが。周りの人に不快感を与えなければいいのではないかと思っています。清潔であって、その場のTPOを満たしていれば。高い服を着た女性でも、強い香水の匂いでげんなりする事もしばしば。時計と携帯電話にはこだわりますが・・・あとは中身で勝負だと・・・カッコイイ事を言ってみたりして。ハハハ。
でも、「服を自分で買わない」というと驚く人が多いのです。なんか不思議・・・。
でも、「服を自分で買わない」というと驚く人が多いのです。なんか不思議・・・。
亡くなられた「ミヤコ蝶々」さんとドラマの仕事を御一緒した事があります。蝶々さんはほんと、素敵な人で、オーラが出ていました。楽屋入りされる時、まず愛犬の「ゲランちゃん」が廊下を走ってきます。そして、その後をゆっくりと蝶々さんが来られるのです。蝶々さんの楽屋には「ミヤコ蝶々様」と「ゲラン様(犬の絵付き)」という札を掲げておきます。そしたら、蝶々さんは「おい、ゲラン、ここがお前の部屋なんやで」とはんなりとした大阪弁で愛犬ゲランに話しかけながら、楽屋に入って行かれました。ドラマの収録は長いですから、当時アシスタントをしていた僕は、ゲランの食事・ビーフジャーキーをよく買いに行ったものでした。あれから、17年位経ちますから、ゲランも蝶々さんの元に行ったのだと思います。
昨日の事だ。新聞社への手土産に、和菓子屋で、商品を買っていると、55歳位の背広のおじさんが入ってきた。そして、「この店には誰もいないのかぁ」と大きな声で叫び出した。店員は、僕の商品を包んでいる女性が一人。もう一人は昼食に行っているようだった。店員が慌てて、「はい、承ります」と男にいうと、「これ、四つ、送ってくれ」とまた横柄な態度。店員は右往左往。男は宅急便の用紙を書いて会計を済ませ、店を出て行った。もう一言、何か言ったら、「おっさん、オレの方が先やねんけど」と怒鳴ってやるつもりだったが、そこまでには至らなかった。こんな人種、多いと思いませんか?普段は礼儀正しいし、優しいのに、「店の店員」とか「タクシーの運転手さん」には突然、横柄な口をきいて、性格が豹変する奴。最低だと思います。立場の弱い人間にこそ、ちゃんと「礼」を尽くすべきだと思います。このおじさんの「薄っぺらさ」を感じた昨日でした。ほんとにそんな奴、いっぱいいますよね。アホちゃうか!!!
「お酒に酔う」という事が好きだ。とっても面白い映画を見た後は、必ずゴールデン街に行って、一人で酒を飲む。ドラマのロケが終わると、スタッフやキャストと飲む。飲み方はとてもとてもだらしない。「酒乱」である。二階にある店の階段から転げ落ちた事もあるし、ショーパブの舞台で演説をして、舞台の縁にあるバーに足を取られ、顔から店の観葉植物の植木鉢に突っ込んだり、タクシーは下りたが、どこの町を歩いているのか分からず、土砂降りの雨の中で、妻に深夜、車で迎えに来てもらった事もある。最近は世間を騒がす様な飲み方はしていないが。酔っ払いの喧嘩の仲裁に入り、喧嘩に巻き込まれたり、思いつくままに書き綴ってみると、自分ながら呆れるほど、アホな事をしている。ブラックアウトと言って、記憶が全く無い事も一時はしばしばあった。今は大人のお酒である・・・と思う。でも、今だに「文壇バー」とかに行くと、熱い論争が繰り広げられていて、時には巻き込まれる事もある。そんな時は逆に冷静になるものだ。かつての自分を見ている様なものだから。
朝、ジョギングをしている人を見ると、尊敬の念が沸々と湧いて来る。多分、体力をつける為と体形を保つ為に毎日走られているのだろうが、アトピーの僕は「汗」をかくのがとてもとても苦手なのだ。だから、続かなかったが、休日にプールに行って、水中歩行をするのはOKだが、ジョギング・スーツを着て、毎朝早く起き、走るという「気力」を持った人は素晴らしいと思う。
昔から走るのは、遅く苦手だった。鉄棒の逆上がりも出来なかった。クラス対抗リレーの選手に選ばれた事などあるはずも無い。「走る事」で昇華されるストレスもきっと多いのだろうが、僕は「寒天ダイエット」でやせようと固く決心している。
昔から走るのは、遅く苦手だった。鉄棒の逆上がりも出来なかった。クラス対抗リレーの選手に選ばれた事などあるはずも無い。「走る事」で昇華されるストレスもきっと多いのだろうが、僕は「寒天ダイエット」でやせようと固く決心している。
注射と点滴が好きだ。何か、どんどん体を良くする液体が体内に入っていくのが快感なのである。元々、病院が好きなので、注射や点滴に抵抗感は無い。大阪で連続ドラマをやっていて、フラフラになった時、近所の内科で「ビタミン剤」の点滴を打ってもらっていた。長い奴だと2時間くらいかかる。でも、打ち終わると、「病は気から」なのか、すこぶる元気が出てくる。自分でも変な奴だとは重々承知しているが、注射を打ち過ぎて、右手の関節の内側の皮膚が「シャブ」を打っている様に、注射の跡で膨れ上がっていた時期もあった。この注射は「強力ミノファーゲン」、通称「強ミノ」と呼ばれる「強肝剤」の注射だった。毎日、二本ずつ打っていた。ユンケルを飲む様な感覚で。
駅の自動販売機の前に着いてから、財布を出すおばさんがいる。新宿駅などでは長い行列ができているので、僕などはあらかじめ、料金を見ておいてちょうどのコインを熱くなる程握り締めて待っているというのに。銀行のATMでも、女性は概して、長い。もう作業が終わっているのに、ブースで紙幣を数えていたりする。空いている時ならまだしも許せるが、すごく並んでいるのに、全く気にせず、人を待たせているのだから、僕は腹立たしく感じる。「いらち」なのだろうか。