新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

映画マラソン 4/100 「ガメラ2 レギオン襲来」

2024年09月11日 13時23分03秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲映画マラソン 4/100 「ガメラ2 レギオン襲来」


9/10 4/100 「ガメラ2 レギオン襲来」TV
分類 SF
主演 永島敏行 水野美紀

平成ガメラシリーズの第2作。

北海道の恵庭岳に隕石が落下。
自衛隊の永島敏行が現地に出張るも、隕石落下の痕跡はあるものの、本体は発見できなかった。
そして、たまたま流星雨の観察をしていた水野美紀と出会い、水野は隕石が自力で移動したのではないかという。

地下を移動してきた隕石が突如、札幌・すすき野のビルで巨大な植物を開花させる。そして同時に群体(多数の)レギオン(体長3メートル)が地下鉄を襲い、多数の犠牲者が出る。

三陸沖から現われたガメラが、巨大な植物をプラズマ火球で焼き尽くすが、群体レギオンに襲われ退却する。

巨大なレギオンが巨大植物の下から現われ南に飛び去るが、緊急発進した空自戦闘機F-15の対空ミサイルで撃墜されるが、死骸は見つからない。

そして、仙台郊外に新たな巨大植物が開花する。
ガメラが現われ巨大植物を破壊しようとするが、巨大レギオンに阻まれ、巨大植物は大爆発し、巻き込まれたガメラは炭化し、動かなくなる。

巨大レギオンの東京進出を阻止すべく、自衛隊は北関東に防衛ラインを引き、巨大レギオンを待ち受ける。

人々の祈りが通じたのか、ガメラは復活し、北関東目指して飛び去る。

現われた巨大レギオンに攻撃を仕掛ける自衛隊だが、歯が立たず、巨大レギオンは東京に近づく。
そこへガメラが到着して巨大レギオンと対峙する。
自衛隊がガメラと協力してついに巨大レギオンを倒す。

と言う物語です。

共生関係にある宇宙植物と群体レギオンと巨大レギオン。
宇宙植物から、その種子が宇宙に向けて発射されると広範囲で被害を被る、という、あまりに斬新な設定の為、正直、終始ピンと来ないうえ、だれにも感情移入できません。

それ故か、前作「ガメラ大怪獣空中決戦」と次作「ガメラ3 邪心覚醒」は、劇場での鑑賞はもとより、DVDなどでかなりしつこく何度も見ているのですが、本作は劇場での鑑賞が1度もなく、かつ、DVDでの鑑賞が過去1度きりという、私の評価が極めて低い作品です。

改めて見た感想も、やっぱりあまり面白くない、というもので、これは初見の時と同様でした。

あえて見どころを探すと、90式戦車、74式戦車、F−1戦闘爆撃機の実写映像が嬉しいのですが、これとて物語とそれほどリンクしているように見えず、ただ実機を写しているだけのようにしか見えませんでした。

自衛隊と怪獣の戦いと言えば、やはり「シン・ゴジラ」での対戦車ヘリコプター、10式戦車、F−2戦闘機の戦闘場面が秀逸で、本作のそれは遠く及びません。

そもそもなんで劇場公開時に見に行かなかったといえば、宇宙植物のビジュアルがウルトラQに出てきた「マンモスフラワー」を思い起こさせる上、ヒロインが中山忍でなく、誰だか分からない「水野美紀」などという女優に替わってしまったのがえらく腹立たしく、一人で憤慨した為だったことを思い出しました。



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