新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

映画マラソン 6/100 「ゼロの焦点」

2024年09月19日 19時27分38秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲映画マラソン 6/100 「ゼロの焦点」


9/19 6/100 「ゼロの焦点」配信
分類 サスペンス・ミステリー
主演 久我美子 高千穂ひづる 有馬稲子

新婚直ぐに、金沢駐在員の夫が失踪。
久我美子が金沢に赴き、夫の失踪の理由を探り当てる、と言う物語です。

随分前に一度鑑賞した記憶があり、2時間ドラマ全盛の頃、ラストの謎解きが、大した脈絡なく崖の上で行われるようになった原形と言われる作品です。

当作品では後半の45分くらい、崖の上なのですが、これは作品の展開上の必然であり、納得のいくものです。

当作品を初めて鑑賞する大分前に、松本清張の代表作を続けて読んだことがありました。

その後、改めて映画鑑賞したのが「砂の器」と当時初見の当作品でした。

その時思ったのが、原作の「砂の器」にしろ「ゼロの焦点」にしろ、長いばかりでまるで面白くなく、なぜこれらが松本清張の代表作であるのか、まるで分からない、ということでした。
しかし映画用に大胆に改変された当作品は面白く、あの長尺原作を、わずか95分間に、原作のエッセンスをとても上手に封じ込めた作品で、脚本を担当した橋本忍の偉大さがよく分かりました。
映画「砂の器」も同様です。

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