葦の呟き

お嬢に翻弄される日常と、時折、自作の絵本を綴ります。

絵本「ベイビーのほしがき」 1

2012年04月28日 | 絵本「ベイビーのほしがき」
なつとあきのあいだのあるひ、
おじいちゃんとおばあちゃんから、かきがとどきました。



「わーい。かきだー!」
ベイビーはおおよろこびです。
でも、いつもママがかってきてくれるかきとはなにかすこしちがいます。



「かわったかきだね」
とベイビーはいいました。
「これはね、しぶがきだよ」
とママがおしえてくれました。
「しぶがきってなに?」
「しぶいかきだよ。
 いつもたべているかきは、あまくておいしいでしょ?
 でもしぶがきは、このままだとおいしくないの」
「え?じゃあこのかきはたべられないの?」
ベイビーはすこしざんねんそうです。
すると、ママがわらっていいました。
「おひさまのまほうで、あまくすることができるよ。
 ほしがきっていうかきにへんしんさせるんだけど、やってみる?」
「ほんとう?!やってみたい!」