葦の呟き

お嬢に翻弄される日常と、時折、自作の絵本を綴ります。

絵本「ベイビーのほしがき」 2

2012年04月29日 | 絵本「ベイビーのほしがき」
そこで、ベイビーはママとほしがきをつくることにしました。
「いまからつくろうよ!
 おひさまがでていてあついから、すぐに『ほしがき』になるよ!」
ベイビーはそういいましたが、ママはくびをふりました。
「ほしがきはね、さむくならないとできないの」
「えーどうして?」

さてもんだいです。
どうしてさむくならないといけないのでしょうか?




きたかぜがぴゅうっとふきはじめたころ
ついにほしがきをつくりはじめることになりました。
まずは、かきのかわをむきます。



へたをきりおとさないように きをつけてね。
したをすこしきると、かわをむきやすくなるよ。
しぶがきってどんなあじがするんだろう?
そうおもったベイビーは、きりくちをすこしなめてみました。



「・・・・・・・・・・・」

あまくはなく、にがいわけでもなく、なんともふしぎなあじがしました。