今回は古陶磁の陶片です。もしかすると磁器ですので古伊万里かも知れません。
いつもののみの市で知り合いの骨董商の箱の中に何点かの
陶片がありました。
その中でちょっと変わった陶片がありました。
見てみると実に面白い陶片でした。
思わず陶片の中からこの1点だけ分けて欲しいとなかば強引に
譲ってもらいました。もうしわけないことに150円を出して買いました。
売っている方も150円ぐらいの品物などどうでもよいタダよりはまし
といった感じです。
表面はかきもちが焼けて表面に少し焦げ目がついたような感じで
実に面白い焼きあがりでした。たぶん狙っては難しい塩梅です。
家に帰って飾ってみると案外おもしろい陶片のオブジェのようです。
この焼き物は察しがつくとおもいますがたぶん四角い焼き物の底
の部分です。後でくっつけるために線彫りが残っています。
この部分も見どころと言えそうです。
普段は見えない所が見えると面白い効果があるものだと納得しました。
ただこれは私一人の個人的な感覚ですので容赦下さい。
それは四角い物のタタラづくりの工程で線刻は使われる
ものなんです。
これは位置が少しズレていたためきちんと接着
しなかったと思います。
アート系の感じが目を惹きました。
ナイスありがとうございます。
それにしてもこの線刻が良い味を出していますね。
有難うございます。
こうした視点で骨董を鑑賞すれば単なる上辺でない内面的なものを感じ取れるものと受け止めております。
骨董としての価値を十分踏まえたうえで、こうした視点に立ちますと、本品のもう一つの面とも言える「飾り物としての価値」が浮き上がって参ります。
まとめおかげ様できょうも結構なものを拝見させて頂きました。采配に感謝しております。ありがとうございます。MN(もちろんナイス)
焼き物の知識がものをいいますね(^^)
梅模様~これは確かに狙って作れませんね。
たたらをひっつける時、線を針などで細かくいれて、ドべを塗って接着を強くしてひっつけるんですが、これはタタラの板厚より幅が大きいです。
思うに、花瓶の様な結構長いもので、線のハミ出しは気にしないで良かったのではないかと思うのですが?
ベタ底のようですから、角徳利かなにかの底の部分なんでしょうかね~
こういった品はまずもって見ることがありませんので、とても興味をそそられました。
ナイスです。
まさに飾るための陶片だと思っています。
ナイスありがとうございます。
陶芸をしていたこともあるので少し作り方がわかるようです。