小石川後楽園の、梅まつりで、偶然演奏会があった。
二胡とアコーディオンとギターだった。二胡とアコーディオンは、弓風というグループの方たちで、スペシャルゲストにギターの方が入っていた。
プログラムは
星に願いを
さくら
誰も寝てはならぬ 歌劇『トゥーランドット』より
チャルダッシュ
故郷
アンコールに中国の曲、残念ながらタイトルが聞き取れなかったのだが、スーホの白い馬がトークに登場していた。
(その後友人情報により『賽馬』という曲だと判明。二胡の有名な曲で馬の泣き声が登場します)
二胡とアコーディオンが主に旋律、ギターが伴奏を担っていましたが、ときどき入れ替わったりもしていた。
強引さのない自然なアレンジで、しかも演奏もとても美しく、心も洗われた。
二胡の演奏を生で聴いたのは初めて。ヴァイオリンの裏声みたい。ヴァイオリンを素朴にしたみたい。あるところは直線的に
跳ね返っていた感じだった。
二胡は二とある通り、弦が二本、ヴァイオリンの二分の一の本数だから、
ヴァイオリンよりもシンプルな形。でも演奏は、とても難しいだろうと思った。
二本しかない弦で、普通四本の弦で演奏される曲を演奏するのだもの。
プログラムに入っている西洋の曲や歌謡曲、毛筆の筆で描いたような演奏だった。
チャルダッシュ、後半の速いところもしっかり演奏していた、ものすごい超絶技巧だろう。
アコーディオンがなめらかないい味だしていた。ギターはやさしくでも落ち着いて支えていた。
故郷で伴奏になった二胡。伴奏の譜面はバッハの「主よ人の望みよ」。しっかりはまっていた。
故郷の伴奏になるんだ、と感心した。
最後のアンコールの曲では、二胡の本領発揮のようなのびやかな感じだった。
音階の感じから、使われる音中心で鳴らすことができたからかな。
でもプログラムの曲も、本当に、素敵だった。全部、全部、素敵だった。
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