いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

イタリア協奏曲第3楽章 その1

2017-04-27 | ピアノ、音楽

 昨日から本格的に部分練習を始めたイタリア協奏曲。第3楽章はPresto、急速に弾く必要があるとのこと、この急速に弾けるようになるために部分単位からでも速さに慣れるようにしておこうと思い始めた。メトロノーム作戦もあるのだが、毎日全曲通している時間はない。そこでメトロノームは使わずに、部分ごとに採りあげて、テンポに慣れるようになるために急速だと思えるテンポで練習することにした。

 今日は第3楽章、もともとの調であるヘ長調から5度上がってハ長調に転調した65~68小節目。右手、67小節目の和音が外しやすかったので67小節を練習。左手、66小節目の終わりから67小節目へと移行する部分で途切れずに同一のフレーズのように聴こえるように、67小節目の第1音から第2音への8度の移動、その後のスケールを滑らかに軽やかに、そして両手を合わせたときに、縦線をそろえ、音を外さないように。ゆっくり弾くと、できるのだが、指定速度のような速さで弾こうとしたらたちまちがたがたに。片手づつだと弾けていても、両手になった途端難易度が急上昇したような気がした。あまりにもうまくいかないので、66小節目、67小節目は、1小節単位で練習した。そして66~67小節目の移行部も難しいのでその移行部も採りあげた。しつこくやってやっと音を外す割合は減ったものの、難しい。。。

 

 ちょっと違うタイプの曲も弾きたくなり、数年越しに弾けるようになりたいと思っていたメンデルスゾーンの春の歌を練習し始めている。弾き始めた頃は、装飾音が非常に難しく感じられた。鍵盤の幅と指使いの影響か、指の間隔が不自然に感じられ、左指が痛くなったりした。そのまま弾き続けてピアノが弾けなくなってはまずいと思い一時期中断していたのだが、再開しようとした時には幸い指の痛みが治っていた。今度は装飾音は軽やかに、そしてメロディーはうつくしく聴こえるように弾けるようになりたい。

 ギレリスによるバッハ作曲シロティ編曲、プレリュードロ短調BWV855a、この美しさにはまっている。すっかり夢の世界にいざなわれたような気分。

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ようこそバッハ

2017-04-26 | ピアノ、音楽

 この前の日曜日のクラシック音楽館で放送された、鈴木雅明氏のドイツ・オルガン紀行は素晴らしかった。鈴木氏がドイツのフライベルク、アルテンブルク、ナウムブルクの教会を訪ねオルガンを奏でるのだが、ドイツ国内同士でも地方によって、そして教会やオルガンによって、すべて音色が違っていた。フライベルクのオルガンの光を放つような華やかな音色、アルテンブルクのオルガンの弦楽器を連想するようななめらかで繊細な音色、ナウムブルクの豊かで柔らかな音色。鈴木氏のバッハのオルガン作品の名曲の演奏が、表情や鍵盤、そして足鍵盤とともに映されていた。大好きな作品、初めて聴いた作品、いろいろあったのだが、どの演奏も魅力にあふれていて、すっかり夢の世界に連れられたような感覚になっていた。番組終了後はバッハ熱にオルガン熱再燃という状態。。。ちなみに鈴木氏いわく、オルガンは現地の教会に固定して設置されているきわめてローカルな楽器であるとのこと。あの音色を味わうには、ドイツの現地に行かなければならないのだった、一生のうちに、いつか行くことが出来たら、どんなに幸せなことだろう。パイプオルガン、いつか、演奏できる機会があったら嬉しいな。

 うまく弾けたためしはほとんどないのに、バッハが大好きな私、これからずっとバッハばかり弾いていなさいと言われたとしても、退屈しないような気がしている。今主に練習している曲も、バッハのイタリア協奏曲。とってもメジャーな曲だけど、弾けば弾くほど、新たな魅力が感じられる名曲だと思う。その中で特に第2楽章を偏愛しているのだが、今はその第2楽章について書くのは保留にし、レッスンでも課題だと言われている第1、第3楽章で早速乗り上げてしまった暗礁の一部を採りあげる。

 第1楽章

 34小節目の右手のトリルの出だし、左手の第1音とそろえるために苦心中。そして左手、33小節目から34小節目へと移行する際の最低音、tuttiになるところへの移行をスムーズにしたい。うまくつかめなかったり、リズムが崩れたりしやすいところ。

 第3楽章

 一見シンプルそうな楽譜に見えるが落とし穴。3小節目の左手のスケールを安定感のあるものにするためには、掌の内側の支えが必要で、弾きにくいところは思わず掌の下からもう片方の手の指を持ってきて掌の内側の支えをつくりたくなる。その後5~8小節目の右手、実は2声になっている。2分音符になっているところはちゃんと伸ばし、8分音符になっている所は2分音符との弾き分けを明確にしないといけないのだが、うっかりしていると2分音符を4分音符にし、声部も1声の弾き方になりがちなので要注意。

 う~ん、どちらも曲の出だしからつまづいている。それだけやらなければいけないことがあるんだな。もうこれからは、ごまかせない。

 このようなところは、片手ずつそして部分で取り出して、手になじむまで念入りに練習を積み重ねて初めてうまく弾けるようになるような気がした。亀のような歩みだけど、やっただけのものはきっと成果となってあらわれるはずだと信じて。

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パッサカリア

2017-04-23 | ピアノ、音楽

 古楽に関心を持ちながらも、演奏の第一歩を踏み出すのに躊躇していた私にとって、バロック時代の舞曲を紹介するという嬉しい講座が開講したのでここぞとばかり聴講に行ってきた。 

 今回採りあげられた舞曲はパッサカリア。主に三拍子でスペインに起源をもち、passar(歩く )とcalle(道 )に由来しているとのこと。ⅠⅣⅤⅠの和声進行が一般的で(といいつつ、実際は一音ずつ四度下がっていく下行音型の曲が最も多いとのことだが)、歌に合わせて調や拍子が決められたとのこと。理論的には短調でも長調でも大丈夫なのだが、どちらかといえば短調の曲が多いとのこと。シャコンヌとの違いが気になる。。。

 イタリアのパッサカリアは歌が中心で、1625~50年ごろにオスティナート・バス(ostinato bass 固執する低音 )に基づく三拍子の変奏曲が中心、それに対してフランスのパッサカイユは17世紀半ばに変奏曲として表れて、オペラの中の舞踏を重視した器楽舞曲が多い。人々の生活のなかで誰もが聴くことが出来、直接的な情念が感じられるイタリアのパッサカリアに対して、宮廷の中のダンスの好きな王様が中心となった、やわらかい浮遊感と洗練さが感じられるフランスのパッサカイユ、由来は一緒でも国によって現れた違いを実感することができた。そして当然ながらそこには即興の要素がふんだんに盛り込まれていて!想像するだけでわくわくする世界だった。

 曲の由来をじっくりと噛みしめ、実際に楽譜も見ながら、音楽にどっぷりと浸ることが出来て、しあわせなひとときだった。そういえば平日朝6時から放送されるNHKFMの古楽の楽しみ、ラジオをつけつつもなかなか集中して聴けていなかった。これはこれからしっかり聴き続けたいと思った。

 復習もかねて、サンチェスとフレスコバルディとリュリの動画を楽しもう♪ 


ハナニラ

2017-04-20 | 気になる場所、風景

 道端でハナニラを見つけた。白くて細い花弁が星のように広がっているハナニラを初めて見たのは、横浜の山手だった。憐で美しい花なのだろうと思った。あの匂いのするニラと、ほのかな青紫のやさしさに色づいた繊細な花びらが星のように開いているハナニラとを、あまり一緒にしたくない気持ちだった。そんな反発心があったのにも関わらず、ニラというインパクトの強い名前のお蔭でもあったのだろうか、その後忘れられない花となった。そのハナニラに久しぶりに巡り合えて懐かしくほっとした気持ちになった。

 そういえば、今年の春の絵、絵の期限予定は早くて5月末、遅くなっても6月末、となると、そろそろ題材を考えたほうがよさそう。

 明日は発表会後最初のレッスン。イタリア協奏曲を診て頂こうと思っている。この曲、自然に聴こえるように弾くこと自体が大変。関節が硬くなっているのだろうか、ぎこちない動きになるところがもどかしい。片手二音ずつ、ものすごくゆっくりから始めて、うまくいったときの腕や指の向きや動きを少しでも覚えておこうと思っている。

   レッスンでは診てもらう予定はないものの、他にも弾きたい曲が増えている。その増え方に少しでも実力が追いついてくれたらいいのだけど。。。


2017年春のさくら

2017-04-11 | 気になる場所、風景

 先週末から満開になった富山市内の桜。天候が不順で、ひょっとしたら満開の桜を晴れた空の下では楽しめないかもしれないと思っていたが、天気の神様は私たちの味方でいてくれた。おかげで今日、寄り道して、桜を楽しむことが出来た。松川の桜、今年も出逢えてよかった。これで三回目だね。

 ちょっと近づいてみる。。。桜の木の形ってなんて美しいのでしょう。左のシーン、黄色とピンクのコントラストもお気に入り。

もっと近づきますよ~。松川の桜は目の前まで近づけるので嬉しい。

そして、名物幹から直接咲いている桜。初めて見たときはびっくりした。こんなところにも咲いているのね。